【NASA重大発表解説】土星の衛星エンセラドスの居住可能性に関する新たな証拠
小野雅裕のブログ
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今しがたあったNASAの「重大発表」の解説を書きました。
予想通り、エンセラドスの居住可能性(ハビタビリティー)についての発表でした。
今回の発見の鍵は、「水素」です。
【追記】戦争を予感させる記事よりもpickが多いのが素直に嬉しい。やはり人は未来への不安ではなく希望を求めているのだと実感した。本当に、人類が不毛な殺し合いではなく、文明の進歩のために力を合わせられる時代が来たならば、、、NASAの会見、一言で言うと「我々は土星の衛星エンセラドスの氷の下の海に(生物を直接発見したわけではないが)生物の"食料"を発見した」ということですね。
カッシーニがエンセラドスの間欠泉から噴き出すプルームの中に豊富な水素ガスを検出したとのこと。
微生物が生きるには、①液体の水、②代謝のエネルギー源、③水素・炭素・窒素・酸素・リン・硫黄などの化学成分、の3つの要素が必要で、今回の発見により、エンセラドスはほぼその全てを持っていることがわかった、と。
これによりエンセラドスは、太陽系の地球外生命の存在可能性において「木星のエウロパすら凌いでトップに躍り出た」んだそうです。
それにしても毎度、同僚小野くんの迅速でわかりやすい解説には頭が下がる。NASA会見のときはミーティングとかが入らないようにスケジュールブロックしてんじゃ笑小野さんのとても分かりやすい解説と、小野さん、石松さんといったNASAの方たちによるコメント。NPの醍醐味。
確かに、深海の熱水噴出口付近に何だか分からない生物が生息している動画をテレビで何度か見ました。未知のことを知るというのは、楽しい。