【スライド解説】“タバコ界のiPhone”はなぜ「今」生まれたか
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アイコスのことを理解するには、たばこ産業の歴史を振り返ることが欠かせません。今回は、紀元前から続いてきたたばこの歴史を、簡単にスライドにまとめました。
それにしても、肺がんなどとの因果関係が証明できるのは20年後とは。。。まだまだ越えるべき高いハードルが待ち受けています。分かりやすくまとまっており勉強になりました。
が、これが「JTウェブサイト」を基盤につくられたものという前提はあった方が良いかと思われます。特に国際がん研究機関の発がん性評価でタバコは不動のグループ1(ヒトに対して発がん性がある)と分類されているのに、最後のタールの発がん性についてはよくも言えたもんだなぁという感想です。
http://www.arib-emf.org/sp/01denpa/denpa04-03/
また、ニコチンだって血管収縮作用がありますので心筋梗塞や脳梗塞のリスクがあり有害なことは間違いないです。
子供のタバコ誤飲で問題となるのもニコチン中毒症状です。
ニコチンで問題となるのは依存性と離脱症状。ニコチンは中枢神経のドパミン神経系、特に脳内報酬系を活性化するため、摂取後に「一時的」に快感や覚醒作用を得られます。これは覚醒剤など依存性を有する他の薬物と同じですね。ニコチン摂取を続けると、ニコチン受容体の感受性が低下し、ニコチンを外部から摂取しないと神経伝達が低下した状態、つまり不安症状やイライラ感などを生じます。
ニコチンの血中濃度半減期は30分程度ですので、依存症の場合は喫煙後1時間ほどで喫煙への欲求が生じます。ちなみにこういった離脱症状は、一般的に禁煙開始後3日以内がピークでその後徐々に消失していきます。禁煙の最初の数日間がきついのはこのためです。
また、タバコの中に含まれている化学物質は合わせて数千種類に及びますのでニコチンとタールだけで単純に語れるものではありません。
http://sugu-kinen.jp/harm/material/
繰り返しますが、原発でいうところの東電というポジショントークに基づいたウェブサイトという認識はあった方が良いかと思われます。
ちなみに、iQOSについては無害ではないものの相対的に健康被害も受動喫煙も火災被害も軽減されることが期待できるため賛成の立場です。