過剰予約で乗客引きずり降ろす、米ユナイテッド航空に非難殺到
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注目のコメント
アメリカのネット界隈で超炎上しています。
ここのコメント欄で被害者がアジア人であることを問題とすべきかが議論されていますが、あちこちの警察で暴力沙汰になるケースがよくあり、その場合マイノリティがターゲットになると「つい力がはいりすぎる」ことが多いのは日常茶飯事なので、よくある「警察による行き過ぎ暴力(police brutality)の1つ」のような印象を受けます。やはり、どうしてもマイノリティはターゲットになりやすいというのは、悲しいですが事実としてあり、特にトランプ以降激化しているとの肌感覚があります。
もとの予約・搭乗の仕組みの手落ちと、その後のCEOの謝罪がダメダメという件も含めて、契約や規則の問題でなく、企業のブランドイメージ対策としてダメダメです。米国内での報道を見ると、Unitedのクルー4人がルイビルから月曜に発つ飛行機に搭乗するために同機に搭乗する必要があり取られた措置のようです。振替機に搭乗するかわりに800ドル(キャッシュなのかUnitedで使えるクーポンか不明)を支払うと募ったようですが、誰も手を挙げず。コンピュータでランダムに選ばれた4人の内、最初の2人はカップルで降機に応じ、動画に映る男性とその妻が残りの2人として選ばれたとのこと。
流血している姿も映っており、Unitedをよく利用する個人としてどのように対応するか注目しています。オーバーブッキングというだけでこのような事態になることは通常ありません。日本でもたまに「フレックストラベラー」という用語を使い、搭乗前にオーバーブッキングの処理をすることがあります。応じてくれる人がいなければ、補償の金額やマイレージをオークションのように上げていくだけです。また、国際線では通常オーバーブッキングを受けることはありません。代替手段があると考えられる国内線だけです。
別の記事で「コンピュータにより無作為に選んだ」というものがありましたが、そんな機能は航空会社が標準で使っている機能にはありません(アメリカにはあるのかもしれませんが)。
オーバーブッキングでありながら乗客を機内に搭乗させてしまっている点(搭乗してしまったら、最後の手段はあの映像のようになります)と、乗客にその事実を知らせて協力を募る経緯においてユナイテッド側の不手際が目立ちます。
航空業界全体の信頼を失いかねないような行為は、厳に謹んで欲しいものです。