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同じ仕事でも早く終わらせる人よりも長くかかる人の方には残業代がつくわけですし。
この辺は医療でも薬を沢山使い、検査を沢山して、入院を長引かせた方が請求できる医療費が増えるというモラルハザードが指摘された時と似た議論だなと思います。
医療の場合はその後、疾患ごとに値段が決められ、早く退院させた方が得な包括医療制度が採用されました。(この制度にも課題は多いですが)
残業問題に対し、社員に払う給与の総額は変えず、残業代を浮かせた分をボーナスで報うインセンティブ設計をしているSCSKの例などがあります。http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150615/284257/
この辺りの給与の設計自体を見直すことも重要かなと感じます。
コストかけるほどに利益は薄まるんだから、ちゃんとした評価の仕組みがあれば生産性は上がるだろうという素人意見です。
で、コストめっちゃかかるけど毎回98点取る人とか、コスト抑えても80点は確実に取る人とかを、プロジェクトの特性に合わせて使い分ければいいのに、という素人意見です。
マイホームのローンを支払いたい者もいるだろうし、貯金をして海外留学を考える者もいる。
だから、公務員も含めて原則として兼業を認め、就業時間以後は自由な使い方にすればいい。兼業禁止は「会社=家族」という前近代的な発想だし、かのSONYは隆盛時から兼業OKだった。
わたしは残業が積極的に「好き」ではなかったんです。しかし「アロットされた仕事を自分の区切りのなかで終わらせないと気持ち悪い」のでやってましたね。「作業の中断」と「思考の中断」。そして「今後のスケジュールへの業務のはみ出し」。これがほんとに嫌だったですよ。「美しく自分の仕事をマネジメントしたい」・・かっこよく言うとそんな感じです。
多くの自発的残業サラリーマンの感覚はこれに近いのではないかと思うのですがどうなんでしょう。逆に仕事のスケジュールを自分でコントロールできるポジションになったら残業はほんとに減りましたよ。
ん?そう考えると「美しく自分の仕事をマネジメントしたい」というのも消極的な「好き」のうちなのかしらん?