三菱商事の社員食堂で皿洗い。現場に立って人を動かす
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20年くらい前に僕の父が個人で大田区内で社会福祉法人を立ち上げて、当時まだ数が少なかった特別養護老人ホームを作ったとき、父がとある配食会社の提案を受けた。正直、それほど優れた提案ではなかったらしいが、その時に営業に来た責任者がとても良い意味でギラギラしていて魅力がある男だと思ったらしい。
「今日、おもしろい人にあったよ」その日の食卓で父は私たちにそう話した。
後日、その男性が突然私たちの自宅を訪れてきた。その会社の介護食と一升瓶をぶら下げて。2,3時間ほど我が家のリビングで父とその男性は時折快活に大きく笑いながら、何かを話していたようだ。私はまだ中学生だったので、その男性に簡単に挨拶をして自分の部屋に下がってしまったから、何を話していたのかわからない。
それからしばらくして、新浪さんのローソン社長就任がニュースになった映像を見たとき、父と私は思わず声を上げた。「あっ、あの人だ!」
顔のほりが深く、何よりも相変わらずぎらついていたので、間違いようがなかった。
その後、結局、父の社会福祉法人はLEOCではない他社に発注しているので、結局仕事にはつながらなかったが、印象に残る出会いであった。会社の決裁を待たず破天荒過ぎます。
"「日本でジョイントベンチャーをやりませんか?」と口説いた。"
まず普通は順番が違いますよね。会社を説得してからパートナーに話を持って行くのが通常ルート。でも意外にこの方式はうまくいきます。会社を説得するときに「このやり方でいきましょう。相手も乗ってきます」という持っていき方をしないと、決裁する幹部も真剣みを感じません。商社の幹部の度量を感じます。MBA取得して難しい言葉で語っても部下はついてこない。
現場に降りていき、自分が先頭に立って汚れ仕事にも精を出す姿を見て、
初めて部下はついてくる。
現場の大切さがよくわかる記事でした。