【新】三菱商事、三井物産、伊藤忠商事の採用責任者が登場

2017/3/20

高偏差値就活生の本命企業

本日より、「東大・早慶の就活 2018年卒」の第3弾が始まる。
本予告と同時配信の第1回は、「人気企業ランキング」を掲載する。
NewsPicks編集部では、2月20日から3月5日にかけて、学部3年、修士課程1年の就活生を対象に、就職したい会社と業界を聞くアンケートを実施、そこから東京大学、京都大学などの旧帝大、早稲田大学、慶應義塾大学、東京工業大学、一橋大学、および神戸大学の学生の回答を抽出、1326人の回答を得た。
東大、京大、早慶生など高偏差値就活生が今、一番行きたい企業とは?
上位は、人気の総合商社が独占したのか? はたまた、電通、博報堂、リクルートなどの人気企業の順位はいかに? 人気業界ランキングや、大学別、さらには文系、理系がそれぞれ行きたい会社のトップ20とともに、一挙に発表する。
【人気企業ランキング】東大、京大、早慶が今一番行きたい会社
特集第2回は、NewsPicksのプロピッカーとしてもおなじみの経済評論家の山崎元氏とエコノミストの永濱利廣氏が、人気企業ランキングの今年の傾向について対談する。
山崎氏は三菱商事に6年間勤めた後、野村投信、住友生命、住友信託銀行、メリルリンチ証券、パリバ証券、明治安田生命など12回転職した経験を持つだけに、人気企業各社の社風や人材の違いに詳しい。
永濱氏も、第一生命経済研究所の主席研究員を務めながら、一橋大学商学部の非常勤講師として教鞭を執るだけに、就活の動向に知見が広い。
そんな2人は、今年の人気企業ランキングの顔ぶれを見て、「自分が成長できるかという基準で会社を選んでいる人が多い」と評価。
「働き方改革の影響で、働きやすい会社に目が行くかもしれませんが、若い頃に集中的に働き、早くに仕事のスキルを身に着け、自分の価値を高めておけば、キャリアの継続性が高まる」(山崎氏)とアドバイスする。
特集第3回、4回は、同じくプロピッカーでグーグルの経営企画室兼営業戦略企画部統括部長、ソフトバンクモバイルのiPhone事業推進室長などを歴任し、現在はPwCコンサルティング エクスペリエンスセンター長を務める葉村真樹氏、自動車業界を30年以上取材するニューモデルマガジンX 編集長の神領貢氏が論じる、今年の人気企業ランキングの分析記事を掲載する。
そして、特集第5回からは人気企業6社の採用責任者のインタビュー記事を配信していく。

三井物産、合宿型選考の中身

5回目に登場するのは、三菱商事株式会社人事部採用チームリーダーの下村大介氏だ。
【三菱商事】企業ウケを狙うな。「学生らしい学生」を評価
三菱商事といえば、東大、慶應など錚々たる大学のOB・OGで埋め尽くされているイメージがあるが、下村氏は、幅広い大学から、「問題意識を高く持ち、地頭の良い人」を採りたいと意欲を見せる。
また、同社には同期を蹴落とすタイプは向かず、仲間と信頼関係を結べる人が向くと語る。
さらに、現在「研究中」だというAIを用いた採用手法の中身についても、明かしていく。
第6回には、三井物産の採用責任者、人材開発室長の古川智章氏のインタビューを掲載する。
【三井物産】「拘束」に異議あり。8月に「合宿型・選考」を開始
三井物産は今年8月、「合宿型」の選考を初めて行う予定だ。
「三井物産の仕事を疑似体験する」というが、いったい、どのような内容になるのか?
また、三井物産が求める人材の要件である「強い個」とは? 古川氏自身の経験談とともに語ってもらった。
第7回は、伊藤忠商事の採用・人材マネジメント室長、甲斐元和氏が登場する。
【伊藤忠】現状維持は停滞だ。欲しいのは究極の負けず嫌い
好決算や岡藤正広社長肝いりの働き方改革の成果を受けて、同社の就職人気が高まっているが、とりわけ伊藤忠に向くのは、どのような学生なのか?
甲斐氏は「伊藤忠の社員は、勝負にこだわる人が多い」と言う。
「もともと非財閥系なので、『現状維持』は『即、脱落』という考え方をする」(甲斐氏)
そんな社風を象徴するのが、同社の新入社員研修だ。
「1次産業研修」といって、新入社員は酪農家や農家にステイして、時には牛の出産まで補助する。そのプログラムの後は、伊藤忠発祥の地、近江に行き、飛び込み営業を経験する。果たして、その内容と目的とは?
第8回は、リクルートホールディングスのIT人材開発部部長の中村駿介氏のインタビューを掲載する。
【リクルート】新卒と中途の境い目はなくなっている
データサイエンティストなどIT人材に特化した新卒採用を行う同社は、最近、とりわけ理系学生からの支持を得ている。
これまで、新卒採用といえば、問われるのは根本的な頭の良さとコミュニケーション力と相場が決まっていたが、同社では、より具体的なスキルをも評価の対象とする。採用した学生のなかには、入社5年程度の中途採用者と変わらないスキルを持つ人もいたという。
また、同社では面接官の好みが反映される属人的な評価を避けるため、データを重視した採用を強化する。データ採用の広がりは、今後の就職活動にどのような革命をもたらすのだろうか?
特集終盤の第9回、10回は、内定者のなかから将来の経営幹部候補を選抜する「NLP」という制度を用意する日本たばこ産業(JT)の採用責任者、そして、ここのところ人気が低下傾向の電機業界を代表しパナソニックの採用責任者が登場し、優秀な人材を採用する秘策や、技術立国の日本で造業に勤める意義などについて語り尽くす。
【パナソニック】「プロ」採用枠を用意、「期間限定」入社も歓迎
【JT】内定者から幹部候補を選抜、3倍速で成長させる
この特集を読めば、各人気企業の今年の採用の動向が分かるだけではなく、今、なぜ多くの大企業が「イノベーション人材」を求めるのかについて、そして求める人材像の変化についても理解することが出来る。
NewsPicks読者の就活に、ぜひ、その情報を役立てて欲しい。
(構成:佐藤留美、撮影:遠藤素子・大隅智洋、デザイン:中川亜弥)