【スライド】150年ぶりの地殻変動、「教育改革2020」とは
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私の所属する研究院で、同僚の研究員たちがスタディサプリのログを用いて日々様々な解析を行っています。その研究を踏まえて、先日、人工知能が「落ちこぼれ」のない教育を実現させるという内容の記事を書きました(※1)。その際、ある大使館に勤める知人から次の様な指摘を頂きました。
「落ちこぼれはいても良いんじゃないか?基礎学力で落ちこぼれない方が良いのは確か。ただ、その先、物理が得意だけど美術は苦手、日本史は得意だけど、体育は苦手という子が出てきたっていいじゃない?」
教育は、職や働き方と常に連動しており、今後それらにはパラダイムシフトが起きると言われています。つまり、仕事がタスクに細分化され、テクノロジーに取って替わられるものとそうではないもの、また新しく生み出される職が出てくる。会社の平均寿命も短くなりつつあり、生涯一社のみという人は減少し、自分の得意な分野を活かしたフリーランスが増加する。
そのような将来が来ると考えられるなら、ある領域でエッジのある人、その領域を複数持つ人がこれから重宝されるというのは当然のことのように思います。
いずれにしても、テクノロジーの影響は大きい。スマホ等のデバイスを利用した習熟度別学習、個々の能力の可視化、そして人と人を繋げるツールとして。
働き方については、昨年11月にリクルートワークス研究所が、「Work Model 2030」というレポートを出してますので、ご関心ある方はご覧頂けたらと思います(※2)。
※1 http://best-times.jp/articles/-/4575
※2 http://www.works-i.com/tech/本日から7日間集中連載がスタートします。2020年に向けた過去最大級の教育改革で、学校現場にどんな変化が起きるのか。高校→大学のブリッジがどう変わるのか。そこでテクノロジーはどう活用されるのか。行政・学校・民間のキーマンへのインタビューを通じて紐解いていきます。まず1回目は、改革の概要を3分でわかるスライドにしました。
教育の話でいつも思うことがあって。
とても格好悪い話ですが。
これからの時代はこうだから、若者にこういう教育を施そうってのだけでは片手落ちじゃないかということ。大人にもケアが必要じゃないか、ということ。我々おっさんとかおばさんにも、つうかおっさんおばさんこそがまず「これからの時代はこうだから、こういう意識を持って行こう、そして意識を持つだけではなくて、それにあった教育を受け直そう」というところが必要なんじゃないかということ。
だって富も決定権も持ってるのは我々の世代だし(俺個人はどっちも残念ながら恥ずかしながらそんなに持ってるとは言えないけどもそれでも多少はあるし)、やっぱりそういう既得権を持ってる人は、若者が違う教育を受けて変わっていくことに怖れを持ってる。今今やってる仕事が、元気なうちになくなっちゃう強みが生かせなくなるってのはわかるけど、自己努力だけでなんとかしようぜ大人なんだから、ってのは難しいと思うのです。少なくとも俺には難しい。
だから、大人にもこれからの生き方を指し示して、ある程度の危機感及びやる気がある大人たちを鍛え直す仕組みを用意してほしい。そうしないと大人は仕事も生き方も縮小再生産な感じになってしまう。
甘えてる、とは言えないと思うんだよなあ。今みんな一生懸命に働いてるだろうから。頭の柔らかくなさとか過去の暮らしの履歴が多い分とかで、若者より不利なのは仕方ないけど、何も道がないのはつらい。みんなはつらくないですか?
それに長生きしてその間元気で税金を払わせようとするならおっさんおばさんそしておじいさんおばあさんにも生産性を上げてしっかり稼いでもらった方が国もうれしいんじゃないのかな。