MUJIが中国で流行し、米国で流行しない本当の理由

2017/3/24

千差万別の「モノに対する態度」

坂之上 濱口さんは人間よりモノが好きだと言っていたけれど、モノに対する態度で、世界の人たちを分類できるってどういう意味ですか?
濱口 あぁ、それは異質なモノがあったときの対応が、国や地域によって反応が違うって話なんです。
坂之上 わかりやすく図で書いてください。
濱口 了解。じゃ横軸を引いてみますね。左端は「A+Bがいい」という人たち。AもBもほしい。反対の右端にいるのは「AorB」という人たち。AかBか、はっきりした理由をもって決断するのが好きな人たちです。
これに縦軸を加えます。上は「たくさんあるのがうれしい」という人。More is better、同じようなモノだとしても、たくさんあればあるほどいいと考える。
下はその逆で、Less is more(より少ないほうが豊かだ)、同じモノなら1つあれば十分だと考える。