地方は結局「若者」を排除して自ら衰退する
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地方において若者大切、というのはもう昔からずーっといわれているのに、なぜに全体をみれば全国の若者はどんどん都市部に集まり、地方においては未だに若者の使い捨てのような移住定住促進が推進されていたりします。
重要なのは若者にガバナンスそのものを渡すことであって、今の人達が立場そのままに若者にやらせる、という話ではないのです。
実際に地方において面白い新たな取り組みが出てくるのは、トップが若者に意思決定含めてバトンをわたし、彼らの意思決定に即して上が動くという構造で成立しています。商業活性化も、林業活性化も、漁業活性化も、そして公共資産利活用など幅広い分野でそれは一緒です。
つまり上の世代が無用といっているのではなく、委ねる、という重要な役回りが上にはあるということなんです。別に年寄りと若者が対立せよではなく、互いの役割を認識することがスタートなのだということです。
自分なんかも高校の時に会社を任せてもらったからこそ、失敗多数ではあるものの、笑 各地の仲間と事業に取り組み、今があります。
もし地域を次の世代に渡したいのであれば、次の時代を生き抜く人生の時間的猶予をもった、より思い切った挑戦をする若い世代に今から意思決定を委ねることだと思います。先日、長野市で、ある地域の住民自治グループのお年寄りたちと、NPOの若者との交流会をやりました。
若者が「スマホ持って若者とコミュニケーションしましょうと進めても、年寄りはわかんねーからそんなもんいらん! と切れられる。新しい技術を受け入れ、若者に歩み寄るべき」と言い切りました。
すると70代の重鎮が「いまの子供たちや若者はスマホばかりいじって、ゲームばかりしてよくない。けしからん」と吠えました。
とことんぶつかった後に、70代のみなさんに、VR技術を活かしたジェットコースター体験をしもらいました。
するとなんということでしょう。「これは面白い、次のイベントで子供たちに体験してもらおう!! 」と、逆転!! さっきは悪かったなーと互いの意見を認め合い、イベントを一緒に企画することとなったのです。
若者をお客さん扱いせずに、一緒に企画する、任せる。そうした理解を得るには、やはり人間関係づくりです。コミュニケーションの場を意図的に作っていく、コーディネーターの役割がますます大きいと感じています。本当に、地方でお立場がある方々にこそ読んでほしい記事。
『結局、上役たちが欲しいのは「地方に必要な、いい若者」ではなく、自分たちにとっての「都合のいい若者」なわけです。』
実感値として、本当にそれをひしひしと感じます。自分の言う通りに動かなくなった瞬間に、その若者への批判に回る人が多いです。
『よく「地方活性化のために、若者のアイデアと行動力に期待したい」と言いながら、実際は自分たちがやりたくないことを押し付け、若者に支払う報酬は自分たちよりも低く設定するのに何の躊躇もなかったりします。』
自分たちより低いどころじゃないですよ、激安月給ですよ。
しかもそんな中様々な改善提案をこちらから出しても、「そのうちやろう」で後回し。
逆に、どう見ても非合理なイベントや施策について、上役の気分がのってしまい「これやる!」となってしまったものはそのための大量の雑務が降ってくる。
結局本当にやる気のある有望な若者を集める気があるのでしょうか。心が折れていく若者の気持ちがよくわかります。
と、あまりに記事に共感してしまったので書いてしまいました。正直、この記事の問題は少なくとも私がいる地域では100%起こっており、そして他の地域でも起こっている最大の根本的問題なのではと思っています。