DNP、2025年に1円のRFIDの実現を目指し、開発開始
コメント
注目のコメント
金曜日まで東京ビックサイトで行われるイベントで展示ブースを設けているようなので、行ってこようと思います。
コンビニがAmazonの無人店舗に対抗するためには、RFIDによって検品、廃棄チェック、そしてレジ作業の効率化を進める必要がありますし、経産省が旗振り役になっていますので、コンビニ業界としてはその路線を進むのだと思います。
日販60万円のコンビニでは毎日3,000点前後の商品が売れていきます。その全てに1枚10円のRFIDを付けると3万円/日(90万円/月)のコストで全く採算が取れませんが、それが1円/枚となれば、3千円/日のコストですから、時給1,000円のアルバイトスタッフ3時間相当の人時生産性の改善で元が取れます(おそらくそれくらいのメリットは十分にある)。RFIDタグの低コスト化には色んなアプローチがあると思うが、DNPはチップサイズを小型化したいという。
チップサイズを小型化するとそもそも取り回しが格段に難しくなる。インレイ(チップとアンテナの複合品)を作る際のアンテナへの実装であるとか、課題は多いのではないか。こういうプレスを打つ、ということはある程度、実装領域における目処が立ったということか?
他のアプローチとしてはチップレスにして導電体を印刷することで、低コスト化を図るというアプローチもあり、もう10年以上研究が進んでいる。いわゆるプリンテッドエレクトロニクスと呼ばれる領域だが、こちらにも課題はあり、たとえばそれは無機物であるシリコンと比べた際の有機半導体などの電子移動度の低さだったりする。
参考記事、古いですが
https://www.jipdec.or.jp/archives/publications/J0004268
この記事の中でもチップの小型化によるファブ側の事業へのうまみが減る点が指摘されている。
また村田製作所などはアンテナレスRFIDも製品化している。
http://www.murata.com/ja-jp/about/newsroom/news/product/rfid/2010/0422c
追記
コメント見てて気になったので…
そもそもDNP、大日本印刷は印刷事業会社だが印刷という切り口からポテトチップスの包装からディスプレイのカラーフィルターや光学材料、こうしたRFID分野やらFeliCaなどのICカードビジネスなど多種多様なソリューションビジネスを展開している。
http://www.dnp.co.jp/infosol/