[3日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(2月28日までの1週間)によると、ドルの対主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋のポジションは、ネットロング(買い越し額)が昨年10月初旬以来の低水準に減少した。

ドルの買い越し額(CFTCの発表に基づきロイターが算出)は130億1000万ドル。前週は150億2000万ドルだった。

アナリストは、今回の統計後、米連邦準備理事会(FRB)要人から今月14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るという強いシグナルが発せられているため、ドル買い越し減少は一時的なものに終わる可能性があるとみている。

フェデラルファンド(FF)金利先物は、3月利上げの確率を90%織り込んでいる。

円は、5万0017枚の売り越し。前週は5万0162枚の売り越しだった。