【ロコンド田中】アマゾン、ZOZOに勝てるのか
第1回:「地獄」から始まった経営者人生
第2回:武器はITと物流。これからの成長戦略
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ちょっと文章が間延びしちゃいましたかね。端的にまとめれば以下がキー・メッセージです。
⚫︎ ファッションブランドが倒産する最大の理由は『在庫過多』。特に、この問題が最も発生するのが、サイズの幅が多い靴業界。
⚫︎ そこで当社がその『問題解決』のために生み出したのが、まずはその在庫をECで売るための『試着できる通販』コンセプト
⚫︎ さらなる、在庫問題解決のために生み出したのが、ECだけでなくリアル店舗含めた総合的な『在庫シェアリング』モデル
⚫︎ 最も在庫問題が大きい靴業界でちゃんと『問題解決』をした上で、他にも在庫余剰や在庫過剰問題が存在するカテゴリへ展開していく
(スノーピークさんのテントまで売ってます笑)
https://www.locondo.jp/shop/search?searchWord=snow%20peak
ちなみに人間が働くモチベーションは3タイプあると聞きます。
1つ目は『ヒト』を重視するタイプ。『⚫︎⚫︎さんを尊敬しているから⚫︎⚫︎さんと働けるならば何でも良い』みたいな感じ。
2つ目は『モノ』を重視するタイプ。ファッション業界には多いタイプですね。『好きなモノに囲まれて働けるならば何でも良い』タイプ。
最後の3番目がこれがわたしで、ヒトタイプやモノタイプの人からは理解されないのですが、『コト』を重視するタイプ。わたしの場合、『社会問題を解決し、大きな社会インパクトを創る』ことさえできれば、極論、あとは何でも良いタイプです。
で、これはわたしに限らず、ウチは3番目タイプが多いのが特徴だと思います。
ファッションブランドが倒産する最大の理由は「在庫過多」
これおっしゃる通り。
ネット通販ファッション系はリーマン後は多少円高為替に救われましたが、そののちすぐ地獄をみた会社さんが多かった。
項目として追加すると
①在庫過多(倉庫維持費用などもでかい)
②季節変動に販売が左右されやすい
③トレンド変化がはやい
④楽天、アマゾン、ヤフーのプラットフォーム依存すると売り上げの5%〜15%は吸い上げられ、利益に展開しない。
⑤トレンド分析に失敗した在庫過多による評価損で実質債務超過状態が長い。
⑥アパレルの卸しをやると、在庫の割にはキャッシュフローが悪すぎてキャッシュコンバージョンサイクルが売り上げ比率運転資金の2〜3ヶ月は最低必須で(6ヶ月のところもあった)売り上げが上がれば上がるほど底粗利にもかかわらず地獄をみる。受発注だと全然オッケー。
ネット販売ファッションはやったことがいいことを追求するより、やっちゃだめなことを分析し抑えることのほうが大事とよくコンサル時代は言っていた。
靴だけでamazonや楽天、ゾゾに勝とうとしていないのは明らかだけど、"問題解決"と言っても具体的にどう勝つつもりなのか。問題の大きい靴のような業界がまだまだあるって事なんでしょう。
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