過去最多を記録。祖国を捨てる富裕層が急増するワケ
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街を歩いていても、電車の中でも日本語以外の言語を耳にする機会が格段に増えた。にもかかわらず、日本で貧しい移民と裕福な移民の「格差」が問題になっているとは寡聞にして知らない。「指輪物語」の世界観に憧れてニュージーランドに移住する富裕層がいるのなら、黒澤明や宮崎駿の文化に触れたくて日本に移住する富裕層がいてもよさそうなものだかそうはなってない。治安という意味では、おそらく世界でも有数の安全な国なのに、大金持ちは日本を目指さない。やはり言葉の壁が大きいのか、それとも文化障壁なのか。もっと単純にいえば、国としてウエルカムの体制が整っていないということなのだろう。
＞中国の富裕層の64％が移住を考えているか手続きを進めており、理由のトップは教育だった。
意外と知られていませんが、中国国籍のまま海外で暮らす人たちを「華僑」、中国以外の国の国籍を持ち定住しているのは「華人」と言います。華人が増えている、ということですが、彼らの特徴は移住した地でチャイナタウンのような華人コミュニティを作るってことです。シンガポールのインターで同級生の両親と話していると、あまり国籍の話題が出ない。両親が別々の国籍でさらに子供が別の国籍取得していること当たり前だから。富裕層が移住する上位5ヶ国はオーストラリア、米国、カナダ、UAE , ニュージーランドらしいけど、UAE以外はまさに進行中。ドバイやアブダビ移住希望する富裕層が出てきたら是非手掛けてみたい。
