ソフトバンク、なぜ米投資会社を買収? 裏にある戦略と世界金融のトレンド
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こうした動きをみていると、商社や証券会社などモノやカネの仲介が本業でバランスシートを使わない取引が主体となる事業体が投資事業を増やした歴史を連想させる。商社の資源関連投資の失敗やリーマンなどの例を取り上げるまでもなく、預金など安定した調達基盤を有さない事業体が自己投資を急増させることの是非を今一度認識すべきではないか。
オリックスは不動産投資で名を馳せたが、現在では資産を極力増やさずに、事業運営で稼ぐモデルに転換してきた。事業構造の本質から乖離しすぎると躓きかねない。ブラクストンはPEファンドとしてスタートしたけど、不動産投資でもファンドオブファンズでも世界最大級となり、記事にあるように商業銀行の事業領域にまで進出している。
ヘッジファンド業界ではシタデルがマーケットメイクなど従来の投資銀行の事業領域に進出しているし、事業の多角化の勢いが凄い。投資会社は、投資家の利益優先
株式会社は、株主の利益優先
その両方を持つソフトバンクは利益相反に陥る可能性がある。
安東さんのご指摘、大変勉強になりました。定石的にはナンセンスな戦略だということでしょう。