この連載について
時代の大きな変わり目で企業はイノベーションを求められている。従来の延長線上にないイノベーティブなアイデアはどのようにして生まれるのか。各界で活躍するイノベーターから思考のプロセスと発想法を学ぶ。
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筑波大学研究センターから発足、世界初のサイボーグ型装着ロボット「HAL」を開発。医療分野での患者に対する身体機能改善をはじめとする治療機器、重作業現場での作業者に対する作業支援機器などとして展開。
業種
産業用ロボット
時価総額
289 億円
業績
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最近読んだどんな記事よりも素晴らしい記事。ボリュームはありましたが、樋口さんの話に惹き込まれました。
以下は気付きです、自分に足りないところでもあります。何度も読み返して、とにかく「徹底」したいと思います。
1)徹底的に話し合う、人とぶつかり合う
2)凡事徹底
3)楽して儲けるを捨てる
《結局な、会社とは現場の人間がその気にならんと、前に行かんのや。人の能力に大差はない。では何で差が出るかというたら、モチベーションの差やねん》
肝に銘じたい‼️
樋口会長は何も難しいことも言ってないし、スマートなことも、イノベーティブなことも、テクニカルなスキルも、何か格好のいい金言を言っているわけでもありません。
本当に誰でもわかる、誰でもその気になったらできることばかりです。
本当は人間誰しもこうしたら上手くいくのだろうな、ということはわかっているのです。
だけとやらない。
誰しも楽をしたいのが人間の本質だから。
そこまでわかっていて、でも実直にやる、地道にやり抜くのが本当の成功者というものなのでしょう。
本当の人生の達人の言葉は、私たちが分かっていながら、今までやってこなかった、「当たり前のこと」の大事さを改めて教えてくれますね。
サイバーダインの投資判断。初回の会合で社長の人物を見抜き投資判断を即決する。「顔に出るんよ。山海社長に会ってすぐ、この人は嘘をつかんと分かった。」
僕の体験でも、ベンチャーキャピタルファンドの投資コンサルタントをした時代の一番大きな学びは「人を見抜く」ことだった。それは第一印象にすべて現れていた。ロジックを超えた勘、センスが人物の全体像を見ている。しかし、どうしてそれが「正しい判断」と言えるのか。
「ひらめきは、経験を積んでないと出てこないんや。」そう樋口さんは言う。そして「多くの人に会っとかな、あかん。」と。そのことで、ほんものの人物とはどういうものか体得する。
会った人物たちの中に、少なからず「長老」と呼べるような老賢者がいたことも幸いしている。「老人」(高齢者)とは、物理的の年を取った者のことだが、そこには衰えのイメージしかない。しかし「長老」(老賢者)には経験の蓄積が知恵や大局観をもたらす成長と成熟のイメージがある。
「『長老』は一生懸命な若者を応援してくれる」
これは世代間の学びと成長の循環のカギを握ると思う。そして「若者」の側に対しては、「そして、いい人に巡り合えたら、そのご縁を大事にしなくてはあかん。」と説き、長老の十三回忌まで参列した事例を紹介する。それが人の縁をつないでいく。
だが、企業社会には「吾こそ長老」と思い込んでいる老人が少なくない。
「周囲の目というのは、自分が判断するより厳しい。だから、社長になって、会長になって、ええ格好し始めたら、そのおっさんは、もう長いことないんや。」
人生で、何人かこういう方と知り合えた
事がある。ドイツ人、アメリカ人、
日本人と洋の東西は関係なかった。
そして、始まりのミーティングは
いつも僅か15分程度で即決なのである。
成長過程にあるリーダーたちが、本物の経営者の謦咳に接する。そんな場こそが今求められているのかもしれません。