サムスンは依然、スマホ市場に強力なインパクトを与えている
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注目のコメント
Appleと比較して発売された機種が多い事に対して、否定的な考えが主流だと思いますが、Samsungのビジネスではこれが最適解。
2〜3年前のGalaxy S5、S6が不振の時、今年のNote 7のバッテリー発火に起因する発売中止でも、業績が堅調だったのは年間出荷台数の3/4を占める、低〜中価格帯のスマートフォンが支えていたから。各キャリア、地域毎にカスタマイズされて、複数のブランドで展開。少数モデルのAppleとは対象的。チリの積もれば、この規模が利益を積み上げ、AMOLED量産にも一役買っている。
Samsungのハイエンドは、まだ売れるだけのスペックやブランドを保てています。懸念されるのは、ミドルレンジ以下で中国勢の追い上げが厳しく、世界的に見て同じ傾向にある事。前期の決算時に、ミドルレンジ以下のモデル強化について複数回言及しており、危機感を持っているのは明らか。Galaxy A（2017）はミドルレンジで防水防塵に対応。今年は下位モデルの高スペック化（処理速度以外の部分で）が進むのではないか。
MWCで発表される予定のGalaxy Tab S3はそこそこ良い端末になると思います。セキュアフォルダー、S-Penバンドルが今までと違うところ。数少ない有機ELディスプレイのタブレットで、2年ぶりの新モデルという事もあり、需要は高く人気モデルになりそうです。ちなみに企業価値(時価総額)は日本で最も大きなトヨタより、1.5倍ほど大きいです。
主力最新製品のリコールがあろうが、経営者の手に手錠がはまろうが、です。
その理由はひとえに、グローバル市場獲得能力です。韓国国内市場など日本の1/4も無いのですから。
世界中どの国の空港でもホテルのテレビでもGalaxyの宣伝が飛び込んで来ます。ソニーやシャープやNECなどほぼ見な事が無いレベルです。廉価はSamsungの影響も強いですし、そもそもNote7が騒ぎになったとしても主力機は通常のGalaxy S7(Edge)ですしね。
Note7はSamsungの経営にダメージだったでしょうが、スマホ市場全体ではNoteサイズのインパクトはそれほど大きすぎるものではないのですね。
それにしても今年のMWCはつまらなさそうだ、、、見る物が5G関連の通信設備しかなさそう。
