宮崎駿監督が長編製作復帰へ 事実上の引退撤回
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以前、リーガルハイという無敗の弁護士古御門研介が数々の法廷バトルを繰り広げるドラマで、宮崎駿監督を恐らくモチーフとした回がありました(宇都宮仁平というアニメ映画監督のスタジオの下で酷使されて体調を崩した労働者が監督を訴えるというストーリーで、古御門は宇都宮側の弁護につくという内容)。
そのためか宮崎駿監督の名前が出るといつも下記のセリフのやりとりを思い出し、労使とは何かと考えさせられるのです。
古御門研介
「天才に常識を求めますか?ヘドが出る。ダヴィンチ、ゴッホ、ピカソ、北斎、手塚。彼らの職場に労働基準法があったと思いますか?王様と奴隷で何が悪い。みんな平等、みんな仲良しで天にそびえるピラミッドが作れるわけがない。天才の下で働こうとしたなら、地獄を見る覚悟をするべきだ。そして耐えられなかったのなら黙って去れ。非常識で横暴で自己中心的。しかし人類の宝のような作品を生み出す、それが宇都宮仁平です。以上。」
宇都宮仁平
「私の目から見たら、才能のある奴なんて1人もいない。どいつもこいつもバカばっかりだ!そもそも才能なんてものはな、自分で掘り起こして、作り上げるものなんだよ!俺だって天才なんかじゃない。誰よりも必死に働き、階段を一つ一つ、踏みしめてきただけだ!振り向いたら誰もついてきていない。怠けた連中が、ふもとでこうつぶやく。「あいつは天才だから」。冗談じゃない!ゆとりで育ったのんびり屋どもが、本当に嫌いだ!俺より、時間も、体力も、感性も、ある奴が、なんで俺より怠けるんだ!だったらくれよ。無駄遣いするんだったら俺にくれ。もっともっと作りたいものがあるんだ。俺にくれ!!」
まぁ、今この時代にこんなことを法廷で言っても即ツッコミがくるのでしょうが、純粋にアツイものを感じるのも事実です。
宮崎駿監督、お待ちしておりました^^ファンです.小学生のとき「ルパン三世」.中学生のとき「ナウシカ」を見て以来,劇場制覇をしています.私が飛行機の研究をしているのも,宮崎アニメの影響が何分の一かあります.よって,専門を超えてコメントしたいことがあります.
スタジオジブリは宮崎駿と高畑勲のためのアニメスタジオでした.東映動画労働組合の書記長だった宮崎駿の意向から,アニメータの待遇改善のため,ジブリではアニメーターの社員化を進めました.だがそれは常にアニメを,しかも利益の出るアニメを作り続ける必要があることを意味していた.スタジオジブリにおいて,宮崎駿は絶対(天才,神様)であり,結局,宮崎駿の後継者を立てることができず,宮崎駿と高畑勲の二人が引退した後で,スタジオはほぼ閉鎖状態でした.ただ,ジブリの優秀なスタッフが日本中に散ったことが,現在の日本アニメの隆盛をもたらしたといえる.例えば,「君の名は。」の作画監督,安藤雅司はスタジオジブリ2期生である.「千と千尋の神隠し」「思い出のマーニー」で作画監督を務めた.
先日のNHKスペシャル以来のニュースで,製作は続いていたんだと安心しました.一度散らばったスタッフがジブリに集まるかどうか? 宮崎駿監督の場合,原画から絵を全て自分で修正するので,今のアニメ制作方式のように,外注はあり得ない.また,年齢の点で完成まで漕ぎつけるかどうか? 楽しみでもあり,心配でもある.
【追記】「もののけ姫」より前の作品のような,単純な胸躍る冒険活劇を観たい!