AI時代の子どもたちに必要なものとは何か?
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考えるきっかけをくれる記事。
昨今STEM教育の重要性が叫ばれているが、個人的にはやや首を傾げたくなることも多い。もちろんSTEM領域は重要なのだが、そちらにシフトし過ぎるともはや人間が人間である必要性/意義が消滅する気もしている。
テクノロジーが進化し続け、シンギュラリティ(技術的特異点)を迎えるとされるのが2045年、28年後。仮にそれ以降のテクノロジー進化が爆発的に進み、現在人類が抱えるあらゆる制約条件(身体的、環境的、空間的、時間的・・等々)がすべて取り払われた世界で、人間の思考や意思決定はどうなるか。もはや自動運転カーや新しいデバイスすら不要になった社会で、人々は何を考え、どう生きるのか。
こうした思考実験をしてみた際、その時代にはもはやSTEM領域の知識やスキルなど価値がない。念ずれば自動的に最適なアウトプットが手に入るような世界で、その構造やプロセスを知ること自体がナンセンスになる。誰も呼吸のメカニズムを意識しながら空気を吸っているわけではない。
となると、個人的には「哲学」や、記事にもあるような「アート」の領域の方が、人間を人間たらしめるものになるのでは、とも思う。STEMは人類が掘り下げる必要すらなくなり、実用観点ではなく考古学の一領域に位置づけられるものになるのかもしれない。遊ぶ能力
幸せを感じる能力
愛
それ以外いらない
お金稼がなくても大丈夫な時代になるから
必要なものって
稼ぐために必要なものって言ってるんやろ?
だから、稼ぐ必要なくなるんやから
愛以外いらんのよ
お金の価値は、
AIの発達で暴落するよ
その代わり
愛の価値は上がる
例えば、妻を大切にしている
子供を大切にしている
とかそういうのが
数値化されて、それにものすごく市場価値がつくはず
衣食住の用意は全部ロボットが無料でやってくれるよ
だから、あとは人間の愛くらいしか
価値がないのよ
だから、愛だけは伸ばしとけ
それ以外いらんAIが人間を超えた後に「善と美」が残るというのは面白い仮定ですね、知りませんでした。
美術鑑賞に関して記事で取り上げられていたので、少々。VTSはvisual thinking strategyのことで、アートを通して鑑賞者の「観察力」「批判的思考」「コミュニケーション力」を育成するものです。
http://www.vtshome.org
上記サイトにあるように、作品と鑑賞者の間にナビゲーターが立つ形で、「作品に何が描かれている?」とか「何が起こっているの?」などのオープンエンドの質問でもってディスカッションしていく感じです。
美術鑑賞で重要なのは「疑問を多く持つこと」だと私は思います。最初から全て理解しようとせず、自分の中に浮かんだ疑問を一つ一つ解きほぐしたり、答えを想像したりする。これが記事中の「アートを学ぶことでクリエイティブな発想に繋がる」所かなぁと思います。