人類がまもなく経験する「次の革命」とは
NewsPicks編集部
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メッセージの内容が、驚くほどリンダ・グラットンの『ライフシフト』に似ています。本人に「『The 100-Year Life』(『ライフシフト』の原題)を読んだことがあるか」と尋ねたところ、「知らない」との答え。さまざまなジャンルの学識者が突き詰めて考えると、最後はこの結論に達するのかもしれません。
そして、ハラリ氏が最後に言及した「人類が生命の摂理を超える」というテーマは、2016年秋に刊行された『HOMO DEUS』に詳しいです。未邦訳ですが、いずれはどこかの出版社から刊行されると思います。待ちきれない方は、原著に当たってみるのもいいでしょう。実は宇宙の多くの知的生命体は有機物から無機物に既に変化しているのかもしれない。知的生命体となってから割と短い期間でその変革を成し遂げる可能性が高いから、という仮説が成り立ちそうな感じですね。
これぞ「知の怪物」という読み応えのあるインタビューでした。
以下の意見はとくに印象的。昨日の川村元気さんの指摘もそうですが、アナログ要素をうまく生活に組み込めた人のほうが、ワークでもライフでも充実した人生を送れる気がします。
狩猟民族として生き延びるためには、目で見ること、耳で聞くこと、鼻で嗅ぐこと、すべてについて研ぎ澄ました感覚が必要でした。現代人はサイバースペースにますます多くの時間を費やし、こうした能力を失いつつあります。これによって、生き抜く力が低下しています。この点は狩猟民族に学ぶべきでしょう。