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>でもアメリカという象の耳の中に入って、アメリカを怒らせ、結果としてアメリカがイラクを破壊したのです。

インタビューが軍事専門家だったとしたら、この論理には「?」が付きます。日本の読者に少し手加減したのでしょうか。

2003年6月上旬、当時のブッシュ政権のウォルフォウィッツ国防副長官がシンガポールで記者団に「イラクには石油があるから戦争をしたんだ。大量破壊兵器があるからと説明してきたのは、官僚的な名分が戦争実行に必要だったからだ」と、ぶちまけてしまった事実を我々が知らないとでも思っているのかな?

イラク戦争はアメリカを怒らせたわけではなく、アメリカ自体に思惑があったから起こった戦争でしょう。
すなわちテロリストにとっての9.11はこれまでで最大のPR効果を生み出したってことだし、実はもっとコスパがいい方法はいくらでもある。
米国人の脅威はテロよりもハンバーガーによる健康被害。面白いお話しでした。
私の場合は、どうしてもお店の前をスルー出来ないカツカレーが最大の脅威ですな。
「もし中国がアメリカに侵攻し、もっとも豊かな地域であるシリコンバレーを占領した時、何を奪うというのでしょうか」とハラリ氏は指摘します。近代以来、ある国が戦争を起こす理由は常に「利益」なのですから(近代以前は「宗教」がありましたが)、知識経済に移行するにつれ、戦争の意味は低下するのかもしれません。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、歴史を見ると、決して過小評価してはならない力が2つある、と指摘している。1つは「人間の愚かさ」。人類を滅亡させかねない核兵器開発はその象徴的な事例。もう1つは「人間の英知」。核兵器による人類滅亡を回避していること。

「人間の愚かさ」が大きなリスクとなる典型的な分野は、テクノロジーの開発だろう。AI、ロボティクス、バイオテクノロジーなどは、人類にとって大きな恩恵をもたらす可能性と大いなる脅威になる可能性の両方がある。

英知を引き出し、愚かさを減じる方法はあるだろうか。民主主義や倫理規定など、制度的な縛りや方法論を工夫する必要もあるだろう。しかしすべての基盤は、私たち一人ひとりの意識にあると思う。

より健全な意識でお互いにつながっていれば、「愚かさ」に早期に気づき、早めに手が打てる。しかし私たちの意識が眠りのような状態になってしまうと、「英知」も眠りにつき、「愚かさ」が恐れや誘惑という姿となって集合的意識を支配する可能性がある。

「英知」をもつ賢者ともいうべき人々が、集合的意識のネットワークの要所要所でつながり、さまざまな人間の集団にポジティブなインパクトを与えるコミュニケーション(対話)を続けることが大切だ。賢明さは本来ポジティブな力があり、ポジティブはポジティブを引き出す。ポジティブの上昇螺旋を生み出す場づくりが「英知」の発揮に効くと思う。
米中戦争が起こらない理由が、明確になった。

「恐れ」をビジネスに使うのは、自らのなかにある「弱さ」を拡大するものでしかなく、それを乗り越えるには、「喜び」を追求しつづけることが一番、確実なのだ。

こうした生きるうえでの確信を、すべての歴史をとおして、導き出してくれる本書は、永遠に本棚に置いておきたくなる。
なるほど
>「知識」は戦争で奪えない
これはまさに問題の本質を捉えているような気がしますね。感情論ではなく、物事の本質と向き合う時代にきているのではないかと思います。
戦争は、防衛本能やらマウンティングやら布教から、利益といった経済合理性へと変遷してきたのだと感じた。

元々宗教は数百もあったが、キリスト教は宗教戦争の勝者とも言える。こう考えると思想信条の自由は何なのかと思う。

また、戦時には大量のテクノロジー(飛行機、無線技術、核兵器等)が投資&開発され、後に軍事用から民生用に転用されるのもよく分かる。医学もそうだ。

従来の支配勢力が新たな勢力の台頭を目の当たりにすると武力で阻止しようとし、新たな勢力も不当に抑圧されていると感じ武力を行使して支配的な地位を獲得しようとするのは、マウンティング本能なんだろう。既得権益問題も本質は同じ。

そして現在武力行使が抑えられている原因はひとつは核抑止力。もうひとつはモノベース(金鉱、小麦畑、家畜、奴隷、土地等)から知識ベースへの経済変化。経済的資産が無形の知識になったため戦争による経済合理性が失われ、銃ではなく株取引や交渉じゃないと富を獲得できない時代になってきたとのこと。実際、今日の戦争地域はモノベースの経済が強いところ(中東では石油)のみである。

人間の愚かさと英知、つまり人間の二面性をありのまま認めることが心の安定にも重要。

テロリストは国や軍隊の征服は不可能という前提で人の弱さにつけこみ、「ホラーショー」により人々に恐怖を抱かせ想像の中でも増幅させる。なるほど、少なくともテロリストのトップは緻密な策略家ともいえる。

中東問題ではテロリストの目的はあくまでイラク破壊であり、その手段としてアメリカを怒らせ、アメリカにイラクを破壊させたとのこと(石油などのアメリカ側の利害意識もあっただろうが)。このことから、もし我々が軽率に軍事力を使うとそれはテロリストの利益と目的に適うことになるから、テロリズムを極端に怖がらず理性を失わないことが重要と考えさせられる。

フィクションの幸不幸に騙されるなと言うのは簡単だけど、やはり今後どんなに経済的に豊かになってもテロは減りはすれどなくなりはしないのだろう。

と、一見大スケールだが、暴力で死ぬ確率は減っており全世界死者数のうち戦争犯罪60万〜70万人、交通事故130万人、肥満関連疾患300万人だから、テロよりも健康に投資しろ、より人類存続の上での脅威になり得る気候変動や地球温暖化に投資しろと言うハラリさん(笑)

とりま新たな視点に感謝^^
石油が早く過去のエネルギーになりますように。。。というのは、間違い? 他の代替えエネルギーでまた争うようになるんですかね? 資源を無から作れるようにならないかなー。
この連載について
政治、経済、安全保障、文化など、さまざまなファクターが絡まりながら進展していく国際情勢。日々、洪水のように流れる情報を追うだけでは、世界の真の姿を捉えることはできない。そこで本連載では、欧米・アジアの歴史学者、経済学者、政治学者が、専門的かつ鳥瞰(ちょうかん)的な観点から、世界のメガトレンドを分析し、国際情勢を読み解く視座を提供する。