「東京を知らない地方の人」が買うのがタワーマンションなのだ
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「地歴問題」を考える時にいつも複雑な感情に囚われます。
例えば現在では押しも押されぬ高級タワーマンションで知られる恵比寿ガーデンプレイスや六本木ヒルズは、恵比寿、六本木の中では決して高級と言えるエリアではありませんでした。
こういったマンションへの態度として、「昔のことを知ってる東京人はあんな所は買わない」という言い分もある一定の理解はできます。(私は田舎者ですが)
これは良く言えば歴史に対しての敬意ですが、悪く言えば過去に囚われすぎとも言えます。(地盤など物理的な条件のみの話は別ですが)
一方関西に比べよそ者が多い東京は地歴の良くない場所でも刷新する資本のダイナミズムがありますし、それで数十年すれば本当に「地歴」さえも良くなります。つまり地歴が上書き保存されやすい。
こちらの立場から見るといつまでも地歴が云々とか言っている方がかえって古臭くみえたりもします。
つまりタワーマンションを前にすると、自分の中での都市についての思いが、「地歴を大事にするヨーロッパ派」と、そんなことはお構いなしがゆえに欧州とは比較にならないスピードで発展する「シンガポール、上海派」に分断されてしまいます(笑)。タワーマンションとか杭を何本打ちましたとか、何十メートル打ちましたとか、良いこととして広告に出てたりしますが、地盤が緩いから上物支えるために打つのであって、打たない方が良いと何かで読みました。
神社とかお寺の周辺は地盤がしっかりしているみたいですね。
ただ、豊洲に住んでいる友達見ていると、子供に大量の幼馴染ができるのは良いことだなぁと思います。私は、22年前の阪神大震災を経験し、マンション建て替えのための合意形成の難しさを知っているので、マンションは買うものではなく借りるものと思っています。まして、タワーマンションなんて…。