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同書を読みましたが、社会や人間の本質を知る上で、また今の自分を振り返る上で非常に有益です。

本記事では知足についての見解で〆られています。私自身はいつからか物欲がなくなりました。その代わりに、新しいことを経験、体験したいという欲(好奇心のようなもの)は以前より増えたように感じています。「虚構」の中で行われていると理解していながらも、また私自身も例に漏れず死を迎える存在であることを以てしても、新しいことへの追求は非常に楽しい。また、今の社会は先人の「知りたい」「解明したい」という欲求の元に成立しています。そのような意志についても知足の概念が有効なのか、適用する必要があるのかどうか個人的に関心があります。

5回の連載が楽しみです。

(追記)
今、『マッキンゼーが予測する未来』(リチャード・ドッブス他著、ダイヤモンド社、2017)を読んでいますが、並行して読むと本著及び本連載の理解が深まるように感じます。
『サピエンス全史』がすごいのは、あれだけ分厚い本にもかかわらず、読み飛ばしたくなるところが1ページもない点にあります。世間一般に言われている「お金や国家、法人、人権といった「虚構」を信じる能力が、ホモ・サピエンスを今日の地位にまで押し上げた」という理解は、本書のほんの一部でしかありません。おそらく「あまり知られていないが、大事なところ」をまとめるだけでも、記事1つ分になってしまうと思います。

今回、著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏に「人間の幸福」「戦争」「民主主義」「テクノロジー」「新たな階級社会」など、さまざまなテーマをぶつけました。取材に際しては、日本語・英語含めて過去の関連記事を読み込みましたが、ほぼ全てが初公開なのではないかという内容で、「どれだけ引き出しがあるのか…」と、「知の怪物」っぷりに度肝を抜かれました。

ぜひ5回ともお読みいただければ幸いです。
去年読んだ本の中で圧倒的に面白かったのが、この『サピエンス全史』です。人間を発展させる原動力の一つが「虚構」という指摘は、まさにと思うところ。「ストーリー」と呼び換えても良いかもしれませんが、それを生かすも殺すも人間次第ということでしょう。宗教然り、国民国家然り、会社然り。
https://newspicks.com/news/2072763/

「虚構」が原動力であるということは、何もないところから大きな事を成し得るという意味において、福音でもあると思います。どれだけ機械が発展しても代替しようのない要素ではないでしょうか。原理的には機械がストーリーを生成することもできるでしょうが、そうしたストーリーが統べる世界なんてディストピアでしょう。
この点、関西人的なセンスというのは、人間の本性を活かすうえでキーになるのではないかと思っています。すなわち、「言うだけならタダやん」の精神です。

後半、人間の幸福は「期待」に左右されると述べられていますが、こと個人の幸福に関して言えば、徒らに幸福の総量を追求するよりも期待値をコントロールする方が、よほど結果としての幸福感に寄与すると思います。他と比べればキリがありませんからね。「最大多数の最大幸福」よりも、「最大多数の期待値コントロール」。
悲観主義というのも、必ずしも悪いものではありません。
「虚構」としての会社の中で、実態の無いソフトウェアを作っているSEがメンタルを害しやすい所とも繋がるようなお話し。なので、現場に通い、実際に痛みを感じている人に触れ、その人の痛みを除去したいという思いでシステム作りを行うことが重要だと感じます。

「虚構」としての会社ですが、私が何故メーカーが大好きかと言えば、リアルなモノを作り、それにより人々が快適な暮らしを送っている様子を実際に目にする事で「幸福感」が得られるからです。

メーカーは「幸福感」の多い働く場だと思います。
ほんと虚構に惑わされて損してる人は多い。
脳は信念を体験に変え、心はみんな繋がっています。そのためみんなが信じることは集団心理という強大な力となり共同幻想の世界を今この瞬間も創造し続けています。記事でいう虚構ですね。我々が思い出すべきはたったそれだけです。あとはその2つを実生活に活かすだけで幸福なんて簡単に実現します。と言うか人は本来、幸福そのものなのです。二度寝の瞬間や夢中で何かに没頭するとき、それに瞑想やランニングの途中で信念の体験化が弱まったり止まったりするとみんな幸福になるのはそのためです。

また心の繋がりを体験するとそれは愛と呼ばれますが、元々みんな繋がっています。右手と左手がケンカをする必要はないのだし、みんなで愛し合えばいいだけです。元々みんなひとつなんですから。信念の体験化は自己実現のツールですし、心の繋がりは対人調和のツールです。それらは真実でありツールなのでよく理解し上手く使うと便利です。きっとこの連載では信念の体験化や心の繋がりという真実について科学的な解説がなされると思います。
『サピエンス全史』は積読状態の山の中に埋もれたままだが、早く読めとせかされている気がする。本連載が背中を押すことになりそうだ。

「なぜ人間だけが虚構Fictionを信じるようになったのか?」。この質問に対して著者のユヴァル・ノア・ハラリは「それは非常に難しい問題です」と答え、仮説的な考えも慎重に回避している。驚異的な博学と探求心からすると意外に見えるが、学者としての誠意を感じる。

物語法を研究する立場からいえば、「虚構≒物語」は、人間が言葉を獲得したことで生まれたといえる。言葉は世界を分節する。そのことで目の前に見えている「もの」を、その他の「もの」と区別して認識できるようになる。しかし目の前のものを「木」と認識すると、もはやそれ以外の可能性が絶たれる。これが「虚構」の始まりとなる。「ひとつながりの世界Oneness」の喪失である。入れ替わって「ひとつながりの世界」を思い出そうと旅立つ。

それが「物語Story」だ。人類最初の物語は「神話Myth」であっただろう。そして今日でも、最もパワフルな「虚構」である貨幣は、神話の域に達している。
面白い本は、学識の羅列ではなく、何か大きな問いに答える、ないし仮説をだすために、様々な事柄を組み立てていることが多いですよね。サピエンス全史もそのような感じがします。さらに著者とは別の自分の持つ問いにも、なんらかの光を当ててくれるのが、もう一ノッチ優れたところ。
世の中は物語でできている
「幸せは自分のこころ(期待値)が決める」

本質を理解するという点で、大変興味深い内容です!
本も拝見しようと思っておりましたが、特集までしていただきありがとうございます!

ざっくりですが、脳はその最もコアな部分を脳幹(爬虫類脳)として、脳幹を取り囲んでいる大脳辺縁系(哺乳類脳)、更に大脳辺縁系を取り囲んでいる大脳新皮質(人間脳)に分類されます。

生物は進化の過程で、脳幹や大脳辺縁系という本能にかかわる部分から、理性を司る大脳新皮質がどんどん発達してきました。

そのため、「人間が本能の枠を超えて理性が生み出してきたものはすべて虚構」だと、本記事を拝見して改めて自身の考えがまとまってきました。

例えば食欲という本能にスポットをあてると、「狩猟だけじゃ安定して飯食えねーよぉ」という理性が発達して農耕が始まり労働文化へと繋がっていったのでしょう。

また、防衛本能のまま行動すると、少しでも気に食わなければ相手を殺してしまう。

こちらも「それはあんまりだろぉ」っていう理性が発達するにつれ、法や人権が生まれてきたのでしょう。

もちろん記事にもある通り、理性がある故の不幸はたくさんありますが、これからは虚構に踊らされるのではなく俯瞰できるくらいになってうまく付き合っていく姿勢が求められるのだと思います。

【追記】
梅本プロのコメントを見て「言葉」が虚構の始まりというのも大変腑に落ちました。ありがとうございます。
この連載について
政治、経済、安全保障、文化など、さまざまなファクターが絡まりながら進展していく国際情勢。日々、洪水のように流れる情報を追うだけでは、世界の真の姿を捉えることはできない。そこで本連載では、欧米・アジアの歴史学者、経済学者、政治学者が、専門的かつ鳥瞰(ちょうかん)的な観点から、世界のメガトレンドを分析し、国際情勢を読み解く視座を提供する。