電気自動車およびプラグインハイブリッドカーの市場シェアが37%に到達
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注目のコメント
保有台数の規模が違うので注意です。日本は2015年度末時点で約8,000万台。ノルウェーはその5%程度です。
http://www.mlit.go.jp/statistics/pdf/23000000x024.pdf国が規制して市場シェアを高めるのは、コンパクトな国でやり易い方法ですよね。県単位で規制とか補助金作ってやったら面白うそうではあるけど、愛知県とか
ちなみにアメリカは2015年0.66%2025年までに新車販売から普通のガソリン/ディーゼル車をゼロにするという目標があるとされていますが、私が確認する限りはノルウェーではそのような与野党合意があっただけで、正式な政府の目標ではなかったと思います。時期を2030年にすべきと言う議論もあります。
ノルウェーは自動車産業がなく、石油・ガス産業が中心で、一人あたりGDPは日本の倍ほどありますが、生産量は先細りで、国内消費を減らすと言う意味においても合理的な戦略です。水力発電を豊富に持ち、原発を持つスウェーデンやフィンランドとも系統接続され、電気料金はかなり安い水準にあります。
一方、充電インフラはかなり充実しているものの、EVのリピーター率は半分程とそれ程高くなく、プラグインハイブリッドがよりマシと思われつつあるようです。
しかし、デンマークで売れていた三菱アウトランダープラグインハイブリッドも、補助金が切られたら売れなくなったように、プラグインも補助金次第と言う見方もあります。
また、プラグインハイブリッドは乗れば乗るほど充電するのが面倒になり、普通の(プラグインより安い)ハイブリッドでいいじゃんと思えてしまうという意見もあります。工学的・経済学的にはそちらが正解なんですが、世の中はより大きなバッテリーを積んだ高いプラグインハイブリッド車が求められていると言うパラドクスもあります。新型のトヨタPHVプリウスもそのトレンドにあるものと思われます。
リーマンショック後、日産がリーフを出した頃は、プラグインよりも一足飛びにEVとよく言われたものですが・・・。こと規制商品かつ、各国の戦略産業である自動車は、政策次第。技術や商品価値を見ているだけでは語れないのが難しいところです。