コラム:ドル120円予想を支える2つの根拠=鈴木健吾氏
ロイター
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年内ということであれば、120円割れの円安水準、110円突破の円高水準、両者とも一時的には記録しても直近通年のドル円のレンジ幅から考えても、全くおかしくはないでしょう。
ただ、年末に関して注目したいのは、これも過去の推移を見た時に、複数年、円安あるいは円高のトレンドが継続するのが通常であって、2009年のように前後の年が円高、当年のみが円安というのは例外的である点です。
この点からすると、2012〜2015年の4年間継続した円安トレンドが昨年崩れて円高で終わりましたので、今年末は少なくとも昨年末の116.8円よりも円高となる可能性が高いのではないかと思います。
もちろん、昨年や今年が例外的な年であるかもしれませんし、そうであれば、それはそれで興味深いことではありますが。トランプ政策は資産家とグローバル企業を国内誘致できるかどうかがポイントになるのでドル安政策または輸出競争力を高める支援政策のどちらかは必要だと思います。みんなハッピーなのはドル高&輸出支援ですがそのためにはそれこそ大胆な減税が必要ですから近々発表される減税内容には注目したいですね。