さらば東大プレミアム、実力主義の新卒革命始まる
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注目のコメント
分厚い連載で楽しみです!オーディション型からスカウト型とは、とても良い表現だと思いました。話題のリファラル採用なども、こういうアンケートに答える企業の実施数ベースだと10%まできているんですね。
スカウト型への移行要因のひとつは、オーディションで出すような「お題」の型にはまらない人を採用したいということだと思っています。受験勉強的に与えられたお題に上手に答えられる人ばかりではよくない、という企業側の考えの表れではないでしょうか。働いていれは当たり前ですが、就活の「流れ」が決まっている(かのように見せられている)学生さんにはなかなか伝わらないもの。企業側が多様な採用方法を通じてメッセージを出すことは重要だと思います。
まあこういうのはいたちごっこで、「リファラル採用で速攻内定!」みたいな対策で型にはめようとする動きはどんどん出てくるんでしょうけどね・・・そういうのに頼りたいニーズもあるので出てくること自体は仕方の無いこと。そういうのは違うな、と思う学生さんは、気にせずのびのびしていて問題ないと思います。
私の会社でも、グループディスカッションのお題などは対策本に無い、自頭を捏ねるようなものを出すようにしています。それは、言われた通りに対策をしっかりできる人というよりは、見たことのない問題に直面したときにじっくり掴みかかるような人と一緒に働くのが楽しいと思っているからです。採用に関わる身として、楽しみな企画です!
一方で、極論にならない事を期待したいです。
本質は、企業側が様々な学生の方にフィットできる複数のキャリアパスを用意して、新卒採用を迎える事だと考えます。
12年間、2社の大企業でリクルーターを務めた経験上、新卒採用では企業側が選択肢を用意できていない事が問題だと感じていました。特に、「本当に突き抜けた学生」を採用までこぎつけさせるの事が難しかった。
これは、企業側が新卒採用者のキャリアパスを1つか2つしか用意できておらず、画一的な基準でしか学生を評価できなかった事に起因すると考えています。
全ての学生が即戦力になる訳ではないですし、数も多くない。
しかし、そういった学生が来たのであれば、しっかりと評価し、採用する。
文字にすると当たり前ですが、このような両方の選択肢を企業側が用意できる事で、学生・企業の双方にメリットが生まれると考えます。
従い、これからは即戦力学生でなきゃダメなのよ!という論調にならない事を期待したいです。人生のうち4年だけ許される大学という遊び期間を経て、白紙で入社した連中を会社がモーレツにしごいて戦力に育てる。そんな具合に人材を育成する余裕が会社になくなり、大卒に即戦力を求めるようになった。
学生もこれに対応し、インターンなどで即戦力たろうと努める。遊べなくなったように見えて実は、就職後の流動性は高まり、ワークライフバランスとかで、トータルでみたら楽になってきた。
問題は、昔も今も、大学での勉強や教養に、会社も学生も期待していないように見えることだ。そうじゃないよ、という特集だったらいいんだけど・・