グーグルの「衛星事業」買収の企業 新規に88の衛星を打ち上げ
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88機は一度に打ち上げて、太陽同期軌道に入れるそう。太陽同期軌道は地球観測衛星によく使われる軌道で、衛星が頭上をいつも同じ時間に通るのが特徴です。今回は朝の軌道らしい。つまり88台の衛星がどこをとっても必ず朝の写真になります。何時の軌道でもできるけど、朝夕のほうが陰影がはっきり出るので見やすいのですね。
朝10時の軌道なら、地球の裏側では夜10時を通ります。でも市街地でもない限り何も見えないので、衛星が写真をとるのはほぼ常に朝側になります。
おそらく同じような衛星の束を、他の時刻の太陽同期軌道にも入れるのでしょう。すると、いつでも、どこでも、どの時刻でも、を実現できます。
ちなみに、ちょうど今日までやってた次世代火星ローバーの着陸地点選びにつかっていた火星周回衛星MROも、午後3時くらいの太陽同期軌道です。だから僕らがみる火星の画像は、北半球なら南西から、南半球から北西から日が当たっています。火星の高解像度画像はすべてMROなので、僕たちは夕方の火星にもっとも馴染みがある、ということになります。