【独占】生ける伝説。中国No.1エンジェル投資家、徐小平とは
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真格の強さは、創業者二人が英語予備校新東方出身で「海归(留学帰国者)」界隈での知名度が極めて高いことに加え、「梦想中心(ドリームセンター)」部門の存在も大きいと思います。
「梦想中心」は、起業家が真格にコンタクトする際の窓口で、真格のHPにある「写给创业者的一封信(起業家への手紙)」の中では以下のように役割が定義されています。(意訳)
(1)投稿されたビジネスプランを審査し、基準に達した起業家を担当パートナーに取り次ぐ
(2)基準に達しなかった起業家には、プロダクト、組織、ビジネスプラン、投資家に関する情報を継続的に提供し、ブラッシュアップのお手伝いをする
(3)選抜された起業家が創業者二人の前でピッチする機会を定期的に用意し、投資やアドバイスを受けるチャンスを提供する
(4)必要に応じて起業家を他のインキュベーションプログラムやVCに推薦する
(5)起業家に対して提供可能な全てのサポートを行う
写给创业者的一封信:http://www.zhenfund.com/Home/Index/service_2/id/
特に(1)のスピードが圧倒的で、数人の応募者から聞いた話では、だいたい3日以内に返信があって1週間以内に担当パートナーと会っています。(投資の判断も極めて速いそうです。)
ファンド創業者の知名度で起業家を引き寄せ、梦想中心で受け止めるという両輪が回っているからこそ、あれだけの数の案件をソーシング出来ていると思います。
日本のスタートアップにも、このようなアジアのVCからの投資が増えると面白いですね。
梦想中心の窓口はこちら:dream@zhenfund.com
P.S.ちなみにタームシートもHPで公開されています。
https://goo.gl/PprRvn
注目のコメント
徐氏に対するインタビューの機会を頂いた時、「あの徐さんですか?」と驚いて確認をしてしまいました。徐さんについては日本語ではごく僅かな情報しかありませんが、中国のスタートアップ界隈で最も尊敬されるエンジェル投資家。
日本のメディアが取り上げたことは過去にもありますが、独占ロングインタビューとしてはNewsPicksが初めてです。本日より3日間連続で公開します。
今回のインタビューは、様々な方々のご縁と絶妙なタイミングで実現しました。徐氏を始め、同席頂いたチェンファンド関係者の方、今回のご縁を取り持って下さった方々に深く感謝致します。
お会いするまでは少々緊張しましたが、徐さんの柔らな物腰、穏やかな語り口、そしてたまに入るジョーク。あっという間に所定の時間となりました。音楽や映画の話も「へー」という話があり、もっと深く聞きたいことが盛りだくさんでした。NPらしい目の付け所のインタビュー。この記事に出て来るAnna Fangさんとは一度だけシンガポールのVCカンファレンスで会ったことあるけど、その美貌と30そこそこで5億ドルのVCを運営しているという経歴で注目の的だった。お父さんがPEファンドの創業者で若い頃からベンチャー投資に関心があったらしい。シンガポールにいるとアジアのこうした超優秀な若い人材と交流できて刺激になる。時々、刺激的すぎてブルーにもなるけど。
これこれ!ここが、現代の多くの日本人と違うところ。
「例えば、年間20回はアメリカを訪問して、ハーバードやスタンフォード大学といったトップ校に行き、最高の教育を受けた若者たちに会うようにしています。」
高度経済成長を経て、日本人は少し勘違いしてしまったのかもしれない。「海外から学ぶことはもう余りない」、もしくは「海外事情は日本に居ても学べるから海外に行く必要はない」的に、日本だけで世界が完結してしまっている場合が、多く見受けられる。
仕事柄、中国人のお偉いさんやエリート達と良く会うが、中国の場合は、正反対。「パクリ文化」と揶揄されようと全く御構い無しで、頻繁に海外のホットスポットに行き、多くの人に会って「学び」「真似る」ことに、超貪欲!
しかし、明治維新前後や戦後復興の頃は、日本人も同様だったのだ。「先進国」と言う言葉に惑わされずに、現状を虚心坦懐に見つめ直し、もう一度謙虚に広い「世界」から学び始めれば、必ず日本復興に繋がると信じている!