なぜ人工知能は東大に合格できないのか? 「東ロボくん」プロジェクトで分かったAIの弱点
デイリー新潮
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注目のコメント
新井先生の「シンギュラリティは来ない」との意見が、とても分かりやすい言葉に落とし込んで解説されています。
私も正しい意味でのシンギュラリティは、もっと先なのではと思います。
また、本当の意味での理想のAIは、ヒトも意識と哲学も定まっていないなかでは、まだまだ大きな難関がありそうです「今シンギュラリティを心配するのは、火星の人口過剰を心配するのと同じ。そのために使う予算があったら、もっと切実な問題解決に振り向けるべき」とはAI第一人者Andrew Ng先生のことば。(先日あったスタンフォードでの講演より)新井先生に全く同感です。
AIの言語系の意味理解能力は低いです。
言語は名詞や動詞だけでは、大した意味をなさず、組み合わせで初めて意味をなすことが多いから。
例えば、5W1Hの組み合わせで世の中の事象を説明しようとした場合、一つひとつのW、Hに選択肢が多すぎて、その組み合わせはほぼ無限大になります。
それに比べて教師データの数が少なすぎて、各組み合わせの価値評価(スコアリング)が高い精度でできないのです。
先日、「採用のエントリーシートをAIで選考する」という記事に、「そんな低い精度で学生の将来が判断されたら危険です」とコメントしましたが、この記事中の偏差値50のAIに選考されると同値だからです。