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この記事にあるフォートレスだけでなく業界最大手のブラクストンも2007年に、サブプライム危機でマーケットが落ち始める直前の絶妙のタイミングで上場した。ブラクストンのIPO時には中国の政府系ファンドが株式の多くを引き受けて、その後の株価下落で巨額の含み損を抱えて政治問題にもなった。10年してようやくIPO時の株価に定常的に戻りつつあるけど、大手PEファンドの創業者のようなマーケットで最も優秀な人達がエグジットに動くタイミングはどういう時なのかよく考えないといけない。さもなければ、バフェットが言う「ポーカーを始めて30分経過して誰がカモか分からなければ、あなたがそうだ」状態になる。
一般論として、PEの活動が多岐に亘ることは事実でしょう。少なくとも上場PEにとっては、一つ一つのファンド投資家(LP=Limited Partner)から競業避止の制約をさほど受けないので、活動の自由度が高まる。特に、まずは本業と関係の深い貸金業やサービサーを兼業するのは日本のPEでも実際にあることですし、そうでないと仕事にならない。ファンド規模が大きい米国ではPEに一定の政治力もあるでしょうが、それを問題にするなら、日本のメガバンクなんかは献金に加えて自民党に巨額の融資をしていることによって政府を自由に操っていると言っても過言ではないし、既得権益が守られ、むしろ肥大化する一方で新しい資産運用業者や金融関連業者の参入を阻んでおり、こちらの方がよほど問題です。

一方、"年金基金は過去10年間でプライベートエクイティから12%の純利益を得た。「プライベートエクイティ・ファンドは、投資家と同じ方向性の利益を持ち、力強いリターンを生み出している」"という部分はその通りで、米国の例だと、リーマンショックを挟んだとしても、PEは過去20年以上に亘って良好な成績を残してきました(「投資家と同じ方向性の利益」というのは訳として不適切で、要するに前々回ご説明したinterest alignmentのことだと思います)。ただし、上位20%のPEと下位20%のPEのパフォーマンスの差は大きく、投資家は冷徹に見ています。
Memo