【栗山英樹】破壊×非常識×本当の愛情=日本一の選手育成法
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注目のコメント
これ指導者の神髄だと思います。
結果じゃなくて、才能でもなくて、本人がどれだけ上達したか、をみる。
おそらく大谷選手のような規格外のスターだけでなく、他のプロ選手に対しても同じ視点で接していらっしゃるのではないでしょうか。
だから選手は納得するし、モチベーションも上がる。
「お父さん、お母さんからもらっている才能で勝っている可能性がある。『それでは、お前が頑張ってない』と言っているのが半分。それから、褒めてもしょうがないというか、こんなところで安心してほしくない。頑張っているのはわかるけれども、こんな活躍は翔平にとって普通なんだよ、と。もっと自分が頑張らないといけない。少しでも安心させない。いまは成長の過程なのでね」栗山監督にじっくり話を聞いたのは4年ぶり。当時、「指導者にとって一番大事なのは、選手と一緒にどれだけ成長していけるか」と話していたのをふまえ、この4年でどれだけ成長したかと聞くと、「2012年に優勝した後の5年間、いろいろなものを頭のなかに詰め込んだのは間違いない。その時間の分だけは、前には進んでいると思います」。監督が成長するから、チームも強くなる。
素晴らしい!
マネージメントは、面白いと同時にチャレンジングで、「どうしたらもっとパフォーマンスを上げられるような人財に成長させられるか?」といつも考えています。結局は、部下のタイプに関わらず、栗山監督のように、「如何に人として正面から真剣に向き合って、彼・彼女の成長に適した案を徹底的に考え抜いた末に実行する」しかないのだと思います。
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「本当の愛情は何かとこの2年くらいずっと考えてきました。『選手のため』というけど、どうしてあげたら選手のためになるのか。『頑張れ、頑張れ』と優しくしてあげることでは絶対ない。怒らせたり、悔しい思いをさせたり、それで良くなるならいくらでもしてやると思ってこっちはやっている」
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当然、周囲からさまざまな声が上がったが、それでも栗山は勝負手を打った。
「使う以上、僕くらい100%信じてあげないと、選手がやりにくくなっちゃうのでね。仮に失敗したとしても、彼の人生のなかですごくプラスになると思えば、こっちはやれる。あのくらいギリギリに追い込まれていかないと、やる意味もないし」