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モバイルマネーの話と、このマスターカードが始めた農家向けアプリは別の話です。モバイルマネーは通信会社が提供しています。このアプリは、おそらく農家とバイヤー間のネットワークと情報共有ができるプラットフォームかと思います。農家がバイヤーをアプリに登録して、バイヤーは買いたい農産物と量をアプリに打ち込んで、商売成立となったら、通信会社である別の会社が提供しているモバイルマネーを使ってバイヤーが支払いをします

マスターカードが取り組もうとしている「小規模農家の農作物が消費地に効率良く届けられない問題」は大きな課題で、これまでもネットやモバイルなどを使って「情報共有」と「農家とバイヤーのマッチング」を行う取り組みは多くありましたが、それらは課題に対して大きなインパクトはうめていません。コメント欄でも指摘がありましたが、商品品質や納期、商習慣をあわせていくにはモバイルでのやりとりや農作物ができたタイミングのみのつきあいではうまくいかないことが多いですし、物流や農業のボラティリティの課題については手付かずだからです。ひと目見た印象ではこのアプリはアフリカ、特にケニアにおいては「ありふれている」感じです。

ちなみに、長くなるので詳細は割愛しますが、農家がバイヤーを選べるようになったことによる負の面もあります。農業には必ず価格、量、品質のボラティリティがあります。1対1の長期のつきあいなら、長い取引の中で裁定が行われ、今回は市場価格より高めに買うけど次回は逆に市場価格が高くなっても上げないよ、などという取引が成立するのですが、農家とバイヤーの関係が不完全に市場化すると、不作のときの価格高騰と豊作のときの下落が激しくでて、結局農家が割を食っています。

モバイルマネー自体の現金化は、キオスクと呼ばれる小さな小売店でなされます。地域にある、おばちゃんがやっている、砂糖やパンや牛乳や石鹸などの日々の生活・食料品売っている小さなお店です。モバイルマネーがすごいのは、実は「モバイル」のデジタルの部分でなく、現金をモバイル化したりモバイルマネーを現金化する拠点を小売店を使って全国につくりあげた点です。日本でいうと、全コンビニで換金できるようにした感じ。これができないので、アフリカでも他の国ではモバイルマネーが大きくは普及していません。つまり、モバイルマネーの普及のキーは、緻密な流通網です。
銀行口座を作ることができない農村部の人たちや貧困層の人たちとってモバイルマネーは画期的な決済手段としてアフリカに拡がっているそうです。ちょっとした支払いも携帯で簡単にできてしまうので、毎日数ドルだけチャージしてその日の細々とした買い物をする人も多いそうです。このあたりのイノベーションはアフリカは日本よりだいぶ進んでいますねー
モバイル決済は発展途上国で飛躍的に伸びるはず
「農家が小売業者を選ぶ」という文化ができるのかな〜。
日本の地方にも広まったら、もう少し、一次産品の可能性が広がる気がする!
ブラジルではNubankという完全オンラインの銀行が今まで口座を作れなかった層に銀行機能を提供しています。最近ではマスターカードと組んで、ブラジルでは珍しい年会費完全無料のクレジットカードも提供し始めました。セコイア、ゴールドマン・サックスといった名だたる金融機関が出資、融資をしていて、注目を集めています。

一方でモバイルバンキングも色々とあるにはあるんですがブラジルではカード決済が普及しすぎていることもあって、なかなか普及していない感じがします。
既存のインフラが弱い、またはない新興国、開発途上国のニーズは大きいですよね。