起業の背後に、ピーター・ティール

もしあなたがこの記事を午前3時に読んでいるようなら、ジェームズ・プラウドはあなたを深い眠りに誘おうと手ぐすねを引いて待っているはずだ。
プラウドは睡眠データ収集デバイス「センス」の開発者であり、近年、急成長している睡眠関連技術の分野でめざましい成功を収めている人物だ。
プラウドが経営するハロー社(従業員50人、サンフランシスコ)が2014年、クラウドファンディングサイトのキックスターターでセンスの発売に向けた出資を募ったところ、目標額が10万ドルだったにもかかわらず、約240万ドルものカネが集まった。
プラウドのビジネスパートナーの1人は、インターネットメディア「ハフィントンポスト」の共同創業者兼編集長だったアリアナ・ハフィントンだ。ハフィントンはハフィントンポストを辞め、生活・健康関連企業の経営者へと転身している。