顧客視点を貫いたマルイのECユーザー分析と戦略、ロイヤルカスタマーへの近道は「靴」の購入にあった
コメント
注目のコメント
記事では最後にさらっと書かれて終わってますが、靴やバッグに定評がある丸井のプライベートブランド商品のEC化率は22%に達しています(ファッション業界では突出して高い数字です)。
丸井のPB商品開発は、地道なモニター調査を繰り返し、消費者の隠れたニーズを掘り起こすことで成功を重ねてきました。この辺りの取り組みは昔からものすごく真面目にやる会社です。
これも記事では割愛されてますが、丸井では一部の店舗の靴売場を「在庫なしのショールーム」に改装して、注文はECサイトで受け、手ブラで帰ってもらうという施策も始めています。
店員さんは在庫確認、決済、包装等の作業から解放され、顧客視点で作られたパンプス等の商品説明に専念できます。
(ECの台頭による)リアル店舗の「ショールーム化」という構造変化がどうせ避けて通れないのなら、自分のためのショールームとして活用しようという逆転の発想です。
丸井の奮闘に見る①独自性のある商品の企画/開発と②店舗を自らショールームに変えていく姿勢。このあたりに既存の小売業がECと戦っていくためのヒントが隠されている気がします。読み応えあり!スプロケットの深田さんによる丸井の臼井さんへのインタビューは、経営戦略からデータ分析の多岐にわたり参考になります。私との対談の時と、違う切り口です。
http://eczine.jp/article/detail/3701
臼井さんは「森」を見ながらも、データやお客様のインサイトの深掘りを徹底されていらっしゃること。また、「森」の対象が、ECサイトだけではなく、丸井の経営から店舗や物流、またデジタル業界のトレンドにわたり、その視野の広さにいつも学ばせていただいております。
恐らく、それは店舗でのご経験があるからではないでしょうか。お客様の顔とご要望を肌で感じて、店舗としての強み、限界があることを熟知した上で、ECやオムニチャネルに戻ると、全く違う景色が見えてくると思います。
こういったマーケターを超えた、社内事業家が増えると小売業界はもっと面白くなると考えています。靴の購入者がリピートして、固定客になりやすいとのこと。
そもそも、難易度が高い靴を買う人は、マルイさんのロイヤルカスタマーで、
靴を良く買っている人なのかもしれないなとか、
いろんな想像をしてしまいます(^^)
あくまでも、個人の仮説ですが、
マルイECで靴を買う人は、
店舗で試着したか購入したか経験があり、
店へのロイヤリティがあるから、
ECでもロイヤリティを発揮しているのではないかと思います。
合ってますかね?
多分、合ってると思います(^^)