新しく出ていく者が無謀をやらなくて何が変わるか
2017/4/15
不利なビジネス、文庫に参入
幻冬舎は創立3年目に文庫に参入した。これは業界の常識で考えれば、やはり無謀なことである。
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「新しく出ていくものが無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか?」
「顰蹙は金を出してでも買え」
見城さんの凄いところは色々あるが、
その中でも僕は、強烈なインパクトがあるコピーを作る力は図抜けていると思っている。
なぜ、これだけ過激にして本質的なコピーを作れるかといえば、
「何をやれば鮮やかな結果が出るか」という企みと
「どの言葉を選び取れば、相手に正確に伝わるか」という言葉との格闘を、
毎日毎日、寝ても覚めても夢の中でもやり続けているからだと思う。
言葉を正確に使うことができれば、人を、会社を、世の中を動かすことができる。
確かに井上晴美の文庫キャンペーンのポスターは、衝撃的だった。しかし、美人女優がヌードになっただけでは、あそこまで話題にはならない。坊主頭にすること思いつくのも凄いが、どうやって当時、人気絶頂だった井上さんを口説き落としたのか。そこが知りたい。
それにしても「宣伝部員は僕ひとり」と言い切れるだけのアイデアと発想力。株主にすれば、見城さんにもしものことがあったらと思うと、怖くて株なんか買えないのでは、と思いながら読み進めていると、どうやら次回は上場廃止という「地獄」がテーマのようだ。申し訳ないが、これも楽しみ。
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