50円で大手メーカー飲料も!激安自販機ビジネス絶好調の理由
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沖縄ではコカ・コーラの3分の1に達し、関東でも展開を始めてるという激安自販機のミリオン。全然知らなかったですが、「小売店舗としての自販機」という見方をすると大変面白い
粗利率の高いPBで低価格でも粗利を確保し、在庫処分品をメーカーから直接大量買付をし他社にも卸す、沖縄限定の価値も訴求など、見方によってはドンキホーテの戦略にも近い感じがします
ダイドーが他社品も扱うようになった通り、店舗としての自販機というのは一つの位置付けとして成り立ちうると思います金融政策を過大視するマネタリストが見逃している日本型デフレの構造は大きく2つあるとチワワは考えていて、1つは賃金の上方硬直性(原因は賃金水準が低いサービス業の雇用者数シェア上昇、労働組合の弱体化、解雇規制)。
そしてもう一つは製造業や流通業における過剰供給です。製造業は毎年のように新製品を開発/販売するけど、定番商品となるのは一握りで大半は棚から外され、流通在庫となります。
かたや、流通業は生産性を度外視して店舗を増やし続けて、人手不足になってもそれを止めようとしない。結果として価格競争に歯止めがかからない。
消費期限切れ前の商品が激安価格で無人販売される現象というのは、まさしくこの2番目の構造問題の縮図だと思います。
政府や日銀は本当にデフレを止めたいのなら、小売店や外食店の新規出店を規制するのも一計かと。沖縄での自販機設置台数は業界No.1のコカ・コーラの3分の1にまで迫り、関東でも繁華街を中心に1000台に到達している「50円の自動販売機」。とても興味深いビジネスです。
消費者の心理を理解し、大手には出来ない細かい工夫を即座に実行に移せる"機動力"を最大限に活かしていることが、小さい会社ながらにここまでシェアを広げることに成功している要因でしょう。
記事を読んでいるだけでも、地道に試行錯誤を重ねているのが伝わってきました。
今度ミリオンの自動販売機を探してジュースを購入してみたいと思います。