【更新】退位後称号は「上皇」? 毎日と日経が正反対の報道、菅官房長官は思わず苦笑い
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「上皇」という呼称を設けるとなれば皇室典範の改正が必要だけど,すでにある呼称に「前」をつけるだけなら一般的な日本語の使い方なので特別法にだけ書けば皇室典範の改正は不要ということでしょうか。
権威の分裂的な懸念もわからなくはないですが「上皇は歴史的な称号で権威を与えかねず」で退いたらもう権威はないということなのか。象徴天皇制の言葉のマジックの綻びに思えます。
注目のコメント
光文誤報事件とは。大正15年12月25日未明、天皇崩御。その朝、東京日日新聞(毎日新聞)が元号は光文と号外を刷った。「東京日日新聞が光文をスクープしたために、当局はあわてて昭和に切り替えた」とする伝説が残った。1983年、拙著「天皇の影法師」で生き残りの証言と公文書で実証的に確認、光文誤報は確定した。だが毎日新聞の社史では未だに訂正されていない。
産経がすぐさま「政府首脳」から明確な回答を引き出せたのも興味深いです。
元号報道のときも細野プロが産経と読売のスクープを政府によるリークだと指摘し、片山プロが皇室担当記者としての自身の経験からそれを否定するという議員同士の応酬がありました。
これらに加えて今回の「日経の第一報→毎日の誤報→産経の毎日報道否定」という流れを俯瞰してみて、単に毎日新聞に取材力がなかった、偏っていたで終わらせるのはあまりにナイーヴすぎるのではないでしょうか。
毎日新聞のソースが「有識者会議関係者」であるあたり、しっかり裏がとれていなかったのでしょうが、それは怠慢でなくしようと思ってもできなかったのではないでしょうか。反対に、日経や産経が政府関係者という確かな情報源からコメントをとっていることを考えれば、能力以外の何か別の力学が働いているという推測も十分成り立つように思えます。