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悲劇の大統領でした。ほぼ8年連続の景気と雇用の改善を実現したにも関わらず、自動化の波による雇用減との相殺で人々には喜ばれなかったこと、中道実務家ゆえに左右からの攻撃に晒され多くの決定を孤独に下し続けたこと、これは悲劇に他なりません。
評価が分かれる大統領でしたが、日本人としては広島訪問が実現したのは嬉しいし、それはオバマ大統領でなければ実現しなかったであろうと思います。お疲れ様でした。
アメリカが戦争を回避することが、アメリカ以外の戦争・紛争を容認・増幅することを証明してしまったという意味で、少なくとも現時点でオバマ大統領の平和政策はオバマ大統領の願いとは逆の結果をもたらしてしまっている。

しかし、だからと言って再びアメリカが世界の戦争・紛争に率先して打って出ることが正しいのかと問えば、私はそれは違うと考える。その意味で私は、オバマ大統領は正しく勇気ある方向転換を図ったのだと思う。

オバマ大統領には、大統領退任後も世界平和の為に力を尽くして欲しいと願います。
Youtubeでフルスピーチを聞きましたが、高邁な理想に包まれた素晴らしい演説でした。しかし同時に、聞けば聞くほど理想と現実のギャップが鮮明に浮かび上がります。ただ、理想を示さなければ、より望ましい方向へと進むことは難しいと思います。
「私をより優れた大統領にしてくれた」と発言したオバマ米大統領。
このような発言を、やり残した事や、成果が出なかった事もたくさんあるだろう任期終了時点で言える事は、すごいと思う。

全然レベルの低い話ですが、子供が生まれた時に、「子供が親を大人にしてるれるんだなあ!」って感じた事を思い出しました。
全く比較になりませんが…
ノーベル平和賞を受賞し、イランとの核合意、キューバとの国交回復、広島訪問等、数々のレガシーを残しましたが、残念なのは安全保障の面ではアメリカの弱体化と中東をはじめとした世界の混乱に招いてしまいました。

色々ありますが、まずは8年間お疲れ様でした。
スピーチ前、涙をこらえてたオバマ大統領を観て自分も😢😢。お疲れ様でした!人間的には素晴らしいナイスガイだと思いました。
スピーチの最後は「YES WE CAN」で、感動的です。

以下にスピーチ最後の部分の短い動画が入っています。

https://www.houdoukyoku.jp/posts/5573

日本人からの支持率は高い大統領でした。
「相違超え結束を」という言葉を憲法学者でもある彼が訴える意味は、昨今のアメリカ国内情勢の話とはもっと違う、深い意味が込められていると僕は感じています。

アメリカ国民は、様々な法律によりその自由を最大限保障されています。その手段として人々には国や州や自治体を動かす力が分配され、人々の力によって国の進む先を自ら定める事ができます。彼らアメリカ国民はこの力の強さや大きさを大統領選でまざまざと実感しているでしょう。まさにこれが法が保障する民衆の力です。

しかし分配された力は、国民の分断によって削がれていきます。それが分配される力の弱点でもあり抑止力でもあります。それは民主主義というシステムは、国民が割れている時には、国家の分断を防ぐ強いリーダーが国を動かす事を許容しているからです。

その「強いリーダー」が道を誤れば国全体も傾き国民全員が窮地に立たされます。だからこそ結束が必要なんです。結束すれば力は相対的に強くなり、再び国民の力によって国の進路を定める事ができるようになります。オバマ大統領はそういう事を述べているのだと思います。これはアメリカに限らず、民主主義を標榜する国全てにおいて通じる通念ではないでしょうか。

最後に「Yes, we can. Yes, we did.」というのは、就任当初からこう言おうと考えていたのだと強く感じますね。「Yes, we did.」と言える為にはどうあるべきか、どう行動するべきか、考え続けてきた日々だったのでしょう。結果や評価はどうあれ、「Yes」と肯定できた8年間であったことは、彼にとってとても実りのある8年間だったと想像に難くありません。

僕は世間の評価がどうであれ、アメリカ合衆国の8年間に「Yes, You did.」と拍手を送りたいです。
【国際】最終演説の場所がホワイトハウスではなくて地元のシカゴであったという点が意外だった。穿った見方をするのであれば、やはり「去り行く大統領に権威なし」ということなのかもしれない。

以前にも書いたが、オバマは「何もしなかった大統領」として語られがちであるけれども、それは政権の終盤において連邦議会の多数派を共和党に握られたことによる。アメリカの政治制度を考えると、オバマ大統領は「何もしなかった大統領」というよりは「やりたいことをできなかった大統領」という方が正確ではないかと思う。

アメリカの政治制度を十分に理解していないと、アメリカ大統領がさも絶大な権力を持っていると勘違いしがちである。しかしながら、大統領が実際に自らの権力を最大化するにあたっては重要人事や予算、立法面において連邦議会の協力が不可欠である。トランプ次期大統領は現時点で連邦議会において多数派を押さえているものの、2年後の中間選挙においてもこれを維持できるかは、今後2年間の政治次第であろう。

2008年の政権成立時、オバマ大統領は過剰な期待を負わされたが、新たに就任するトランプ次期大統領もまた過剰な期待を負わされているように思えてならない。

参考:
アメリカ大統領について考える時には、マーク・フォーサイスのTEDでのプレゼンを参考にするとよいと思う。

政治における言葉について
https://www.ted.com/talks/mark_forsyth_what_s_a_snollygoster_a_short_lesson_in_political_speak?language=ja#t-114133