【乙武洋匡】「行き過ぎた報道」はマスコミだけのせいではない
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第一回に続いて、自戒の意味を込めてたくさんのことを考えさせられる文章です。個人的に最も心を打たれるのは、「自分にとって価値がないからといって誰にとっても価値がないわけではない」ということ、そして第一回の内容になりますが「落ち度のない人間なんていたっけ」ということ。
個人が簡単に発信できるようになったのはとても良いことだと考えていますが、内輪のおしゃべりレベルでは許される心無い発言が、マスという塊になることによって誰かを苦しませるということが時々起きていると感じています。
何かを批判するときほど難しくて、わざわざネットの世界でマスに向けて発信する必要があることなのかどうかはだいぶ判断が難しいことだと思います。単に内輪のおしゃべりや自分の日記で発散すれば良いことなのではないか。
それを超えてでもマスに発信するならば、批判することを通して次の間違いをしないような学びを得るような形になっていると美しい、と個人的には感じます。そしてその批判は、あくまで物事に向かっているべきであり、人や会社の存在そのものに向かっていないことも、品があると感じます。罪を憎んで人を憎まず、というやつです。
さらにそれらの根底には「自分には何かを批判できる資格があるのか」という疑念を踏まえてそれでも発信する謙虚さが流れていると、さらに美しいですが、なかなか難しいところです。まあ常に全部きっちりやろうとすると窮屈になってしまうので厳密すぎる必要はないですが、多くの人がもう少しだけ気をつけると、ネットの世界もリアルの世界もちょっと住みやすくなりそうだな、と思うことがあります。不倫にやさしい社会になるといい
というか、過剰にひとのことやひとの目を気にする八方美人な日本人が多いから、リアルには本音を言えずに鬱憤を有名人にぶつけて解消するような社会になっているように感じます
しょうじき、他人の不倫なんてどうでもいいし、公私混同してひとを評価するなんて、良識ある人間のすることじゃあありませんよね
人にはいろんな側面があるし、過去もある。時と場所に応じて、適切な役割を果たせるのであれば、他の面は本来関係ないはず。そこを信用だの人間性だのといって、ケチをつけるのは如何なものか
みんなそんなに清廉潔白な訳ないし、性欲もあれば、火遊びもしますよ
それでも、いい仕事するんなら、それでいいじゃないですか
とかいったら、お前も不倫してるのかって話になって、また一緒くたにされて、大きな泥だんごになっていくんでしょうね後半はより突っ込んだ深い話になっていますね。
乙武さんは話がうまくて引き込まれるので「乙武さんと話していると、乙武さんが手足がないのを忘れるくらいだ」
と聞いたことがありますが、本当にそうなんだと思います。
昨日、今日と記事を読んで改めて思ったのは、障がいをもつ方で、乙武さんほどタレント性があって、かつ自分の考えを表現できる方というのは、これまでほとんどいなかったんだと思います。
だからあれだけ「五体不満足」も売れたし、乙武フィーバーにもなったんでしょう。
そしてまた思ったことは、乙武さんは騒動後も自分の考えを表現するのが好きだし、それを求めている人が少なからずいるということ。
それはこれまで乙武さんが仕事などで築き上げてきたものだと思うし、やっぱり乙武さんにしか見えない景色があると思うので、今後も乙武さんらしい発信を続けて欲しいですね。