【アマゾン幹部】デジタル決済は、ショッピングの「未来図」を創り出す

2017/1/9
巨大なテクノロジー企業のアマゾンは、常に自身のビジネスモデルを革新しながら、成長を続けてきた。その中でも近年注力するのが、アマゾンの決済システムを、無数にある他社のオンラインサイトに提供する「ログイン&ペイメント」の事業だ。さらに自社でも実店舗の書店「Amazon Books」や、無人のコンビニエンスストア「Amazon Go」にも手を広げて、新しい買い物体験と決済の進化を追求しているアマゾン。その決済事業を担当するバイスプレジデントのパトリック・ゴティエ氏に、未来の決済について聞いた。

「支払う」ことが消える日

──未来の決済は、どのように進化していくのでしょうか。
5年後、10年後はこうだ!と、つい言いたくなってしまいますね。口が滑らないように、気をつけます(笑)。
デジタル決済の分野では、とても核心的なことが今から起きることは間違いありません。多くの人が、もはや「支払う」という行為を意識することなしに、ショッピングをするのが日常的な風景になるはずです。
つまり決済は、あらゆる買い物体験の裏側に「埋め込まれる(embeded)」ということです。