この連載について
すべての国民に対して生活に最低限必要な収入を給付するベーシックインカム(BI)。2017年は、フィンランドで国民の一部に、約7万円を配るパイロット試験が開始されるほか、米国でも、ベンチャーキャピタルの「Yコンビネーター」が試験を計画するなど、BIがいよいよ進み出す大きな年となる。社会保障だけでなく、国民の「働き方」を大きく変え得るBI。なぜ、今世界でBIが必要とされているのか、日本で導入される可能性はあるのか、ムーブメントの最先端をレポートする。
この連載の記事一覧

【山崎元】日本は「持久戦」でベーシックインカムに向かうべき
NewsPicks編集部 289Picks

【波頭亮】21世紀の「人類の叡智」こそがベーシックインカムだ
NewsPicks編集部 226Picks

【前澤友作】僕が、ベーシックインカムで目指す「当たり前」のこと
NewsPicks編集部 418Picks

【現地ルポ】ベーシックインカムはフィンランドを救えるか
NewsPicks編集部 224Picks

【井上智洋】日本は世界初のベーシックインカム導入国になれ
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【徹底反論】ベーシックインカムは「不必要な賭け」である
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イーロン・マスク、FB創業者…米リーダーがBIに熱狂する理由
NewsPicks編集部 467Picks

【3分解説】なぜ世界は今、ベーシックインカムへ向かうのか
NewsPicks編集部 1051Picks
「全員に金を配る」。壮大な社会実験が始まった
NewsPicks編集部 2887Picks
「沈黙が気にならない」という点で、日本人と類似点を見出し、共感するフィンランド人もたくさん。
ただ、改革や挑戦という観点では、やはり彼我の差を感じます。最後に示したベーシックインカムついての鋭いアドバイスも、うなずくしかありませんでした。
日本においても生活保障制度(通称ナマポ)が勤労意欲を削いでいるという指摘があり、そこの実験などは出来るはず、と感じました。
最後の「何で日本でやらないの?」の指摘はごもっとも。「課題先進国」と誇りながら「課題解決先進国」にならないと、単に「課題山盛り」の苦しいだけの国になってしまいますね
「つまり、BIとは単なる仕事や社会保障の変革ではなく、工業化時代を支えてきた個人と国家、資本の関係が大きく変わることなのです。言うなれば、仕事というアプリの変革ではなく、産業国家というOSを入れ替える大きな試みなんです」
ガラケーからスマホに世界が変わってきているように、OSが変わるという例えは、それを体感して来た私には、とてもわかりやすい表現でした。
産業国家自体のルールが変わる、新しい大きな局面に私たちは立っているんだなと。
そうすると、
現状:毎月700ユーロ以上、400日
BI:毎月560ユーロ、730日
のどちらがいいですか、というだけの話に思えます。
これなら失業給付の在り方の選択肢としては成立しそうですね。
でもそれは、現に働いている人を含めた国民全体にBIを導入する話とはだいぶかけ離れているように僕には思えます。
(余談)
なお、できれば「〇〇日に渡り」という言い方は、可能な限り、「〇〇日に亘り」と正しく表記して欲しいです。
まずはMVPを作って仮説検証。検証する仮説は極力明確かつシンプルに、Build-Measure-Learnのフィードバックループを高速回転させる。政府はもちろん、起業家・事業家はぜひ参考にしたいです。だからこそ、具体的にどのようにして成果を計測するつもりなのかについて聞いてみたいところです。
"2017年1月、フィンランドでは、抽選で選ばれた国民約2000人に毎月560ユーロ(約6万8000円)を支給するパイロット試験が始まった。対象者は、失業給付などを受給していた25〜58歳で、代わりにこの所得補償が2年間得られる形となる。"
"今回の実験では、BIを給付される失業者が労働市場に戻るのか、にのみ焦点が合わせられている 。"
"1960年代に作られたフィンランドの社会福祉は、新たな時代の2.0にバージョンアップしなければなりません。そういう理想と比べると、今回の実験が小さすぎるのは事実ですが、最初の大きな一歩としては誇れるものだと思います"
既得権の温床の日本では永久にありえないし議論すら起こらないのでは。
道州制とセットの様な方法はどうだろうか?