知識がいらなくなる分、「人間の知恵」が求められる
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注目のコメント
とはいえ裏側には思った以上の生みの苦しみがあります。決して順風満帆ではないです。新しいテクノロジーに挑戦し、技術レベルも変わり、創造的な機能を生み出すこともしなければならない開発陣、それに伴い導入手法も変更を余儀なくされるコンサル部隊、これまでの売り方ではアーリーアダプターを捕まえられない、売り方も進化させなければならない営業、採用する人も変われば、契約も変わるなど、全社あらゆる部門も含め、シフトを迫られたこの数年間、そしてこれからの数年間だと思っています。当然既存のお客様にも迷惑はかけられない訳です。
こうした全社を大きく動かすようなアグレッシブな取組みは簡単には成就しない、生みの苦しみをなんとか乗り越えなければならないのです。
そりゃースケールが違うでしょ、と思われると思いますが、iPhoneもiPhoneが世の中に認められるまでの苦しみは相当あったと文献を読むだけでわかりますし、iPhoneが誕生した感動的なプレゼンの裏には様々なストーリーが隠されてるのと同じように、世の中を変えるにはこれでもかという試練が待ち受けています。
iPhoneと同じくらいのインパクトのある製品を扱っているワクワク感と同時に、そう生易しくない壁を登るために、レベルアップを迫られてヒリヒリしてるのが現場の最前線です。
だから面白いんですが。
(追記)
田添さん、プロフィールにメールアドレスがあるので、個別にご連絡いただければと!野村さんのコメントがカッコ良い。
数千人規模で、社員の方々もワクワクしながらイノベーションを起こせる組織文化がワークスアプリケーションズの強さなのだろうな。
下記の記事にHUEの開発には300億近くの投資をしているとあります。
牧野さんは、GoogleやTwitterを超えるイノベーションを本気で狙っている。
参考:ワークス「HUE」の開発費は300億円 100ミリ秒のレスポンスにこだわる
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/11784何年前か忘れましたが、7月に行われたアニュアルな全社集会のとき、牧野さんがHUEを発表しました。
記事にあるように、エンタープライズITの今を嘆き悔しがる話し方から始まりました。
COMPANYを開発し始めた頃、それこそまだホストコンピュータが沢山あった時代ですが、この頃にエンタープライズITでクラサバ型のシステムにしたのも当時は新しかった。今では当たり前だけど。
で、この十数年間でITは何かイノベーションが起きたか?もちろん個々の業務機能はブラッシュアップされたし、革新的な機能も出た。でもコンシューマーITと比べると全然ダメ。コンシューマーの世界ではテクノロジーが入れ替わって革新的な製品がたくさん生まれてるのに、俺たちは全然ダメだと。
だから今までのITと決別すると牧野さんが宣言、そしてHUEのコンセプトが語られた。当時はまだ人工知能という表現はしてませんでしたが、秘書ロボット(阿部さん命名)と言ってました。
あの発表以来、社内は目まぐるしく変わりました。今も超大変です。よく「ワークスはもうベンチャーという規模じゃないよね」と言われますが、私の知る限りでは今が一番ベンチャーっぽいです。
でもね、このイノベーションによって世界の「働く」を変えたい思いで必死ですし、意味のある仕事のなのでめっちゃ頑張れるわけです。
数年後には世界中の業務でHUEが使われてる、そんな世界を目指したい。(個人的思い)