優秀な人材を集めれば少人数で最大限の成果を出せる
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ワークスと言えば採用。
「本当に優秀な人材を集めたら、少ない人数で最大限の成果を上げられる。」
ソフトウェアエンジニアに限らず生産性を高める最大の打ち手は優秀な人材を集める事とビジネスモデルだと思います。残念ながらどれほど優秀な人材を採用してもイマイチなビジネスモデルに従事させるとイマイチな結果しか出ません。> 「2003年6月期には売上高56億7111万円だったのが、2008年6月期には売上高201億4076万円にまで成長しました。」
9年前とは大分データポイントが古いなと思い、未上場ながらAvailableな最近の数値を見てみました。
[ ]部分は単なる個人的な感想です。
【PL】出所:帝国データバンク
直近期(2016/6期、単体)において、
・売上高は345億円。2008年の1.7x。[素晴らしい]
・一方、営業利益は、マイナス7億円。[販管費の前期比3割増が響き、営業損失]
・当期利益もマイナス24億円。当期利益は過去5期で3期がマイナス。[2011年のMBO時に「一時的な利益水準の減少を受け入れ、果断な積極投資方針を継続」と公表していますので、これも狙った先行投資/研究開発投資なのでしょうかね。それともAcqCo持株会社(合併していない?)に対するFeeが重くて、OpCoで利益を残さないスキームなのか。もしくは単に儲かっていないのか]
・一人当たり売上高: 15百万円。従業員数はデータベスト収録人数の2,300人前提。[アセットヘビーな割にこの一人当たり売上高ではリターンが結構きつそうです]
【BS】出所:帝国データバンク
直近期(2016/6期、単体)において、
・総資産462億円。[結構バランスシートがヘビー(中身はキャッシュとソフトウェア資産が大宗)]
・自己資本17億円。自己資本比率3.7%。[直近5期中3期で当期損失であった影響で自己資本毀損]
【バリュエーション】出所:SPEEDA
[バリュエーションはMBO時点から上昇しています]
2016/11時点の私募増資において、
・株式価値: 360億円
・企業価値(EV): 371億円
2011/1時点のポラリスによるMBO/LBOにおいて、
・株式価値: 256億円
・企業価値(EV): 203億円私が入社した時はグローバルのグの字もなく、正直海外に行くなら、退職して留学するくらいしか道はないのかな、と感じていました。それがこの5年くらいで環境が激変。本社で社内を見渡しても、これは凄いことになってきたな、と英語が飛び交う、テレビ会議が頻繁に行われる風景が普通になってきたことに驚きを隠せません。しつこいようですが、本当に以前は1ミリもなかったですから。
今では日本人以外の社員は1000人を超えています。日本人の開発陣に話を聞くと、インド人や中国人のエンジニアのレベルは総じて高く、日本人大丈夫か?と思うくらいであると。そういう意味でも多様性を高めたことによって、社内に刺激が継続的に与えられている環境ができたことはとても良いことだと思っています。
こうした力で国内のビジネスを大幅に伸ばすことだけでなく、海外市場にもどう展開していくのか、まだまだ課題はたくさん残されています。