勉強漬けの大学時代。遊んでいる学生が理解できない
コメント
注目のコメント
本文中に書いてあるように、「人権運動やデモが絶対にうまくいかない」とは言っていません。念のため。
＞なかなか書き方は難しいと思いますが、朝鮮高校がどのような授業をしていたのかなども書いていただけると、日本人サイドの理解が深まると思います。
せっかく自分もいるニューズピックスなので、質問に答えようと思います。基本的に翌日の回で返答を書きます。
授業内容は高校だと次の通りです。
・基本授業は朝鮮語（いわゆる韓国語と99.5％同じ）で実施されます。なぜか朝鮮学校で使われる朝鮮語は日本語なまりになっていて（日本語なまりの英語授業同様、個人的にはこれは直したほうがいいと思う）、実際に韓国人と仕事するには本人が１ヶ月くらい発音の練習をする必要があります。国語（朝鮮語）が毎日、日本語が週に5回くらい、あとは英語が4回くらいです。学校では朝鮮語を使おうというキャンペーンが開催されるので、学校にいる間は基本的には朝鮮語です。
・僕が高校の頃の授業内容は、国語、日本語、英語、数学、物理、生物、化学、現代史（正確には「現代朝鮮革命歴史」、要は現政権の正史とされるもの）、世界史、日本史、社会、音楽、体育など、朝鮮語と現代史以外は、普通の学校と同じです。教科書を読んでも内容は大差ないように作られています。
・「現代朝鮮革命歴史」などを習っている人々は危険である、という考えもまあ理解できますが、だとしたら、中国やベトナムで教育を受けた人たちとは基本的に仕事ができなくなっちゃいますね。
・なお、このイノベーターズ・ライフが出るにあたって実際にこの教科書を作っている人に聞いてみたのですが、年を経るごとに政治的なものはマイルドになっているそうです。日本に生まれ育っている人々のテイストを考慮してのことです。過去のイノベータートークに様々な人が出ましたけど、ここまで勉強した人はいませんね。だいたいみんな大学に入るまでで終わり。入ってから勉強し続けた人をはじめて見ました。
日本に活力がないのは、ひょっとすると大学で勉強しないから、じゃないですかね。たぶん読んだ殆どの人が心で突っ込んだ「こういう感じで極めて単調な学生生活を送っていました。」笑
死ぬほど読書して、先生に議論を挑み、人権運動に参加し、軽音で演奏作曲し、毎日走り、英語も勉強した生活を「極めて単調な」と言ってしまうのが慎さんらしい、ということなんてしょうね
