【事例】顧客を選んで「残業ゼロ」。でも160%成長の会社

2016/12/29
北欧の雑貨などを扱うECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは、社員全員が夕方6時に帰るのに、毎年60%以上も高成長する驚きの会社だ。
残業ゼロ──と聞くと、従業員が生産性を上げるため、一切、私語もなく、1分1秒を惜しんで一心不乱に働くイメージがある。
だが、クラシコムのやり方はそんなギスギスしたものではない。
時間内にできない仕事は引き受けない。自社の働き方を理解してくれるクライアントとだけ取引する──といった「断る力」を発揮して、社員のワークライフバランスを担保しているのだ。
それでも、業績を上げられる理由とは何か? 同社代表取締役の青木耕平氏を直撃するため、国立のオフィスを訪れた。