電通:過労自殺1年 数十人から聴取 「働く人全て、意識変わって」 母が手記、自責の念も
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学校では勤勉が美徳と教えられるし、優秀な人材が出世競争をしていたのでしょうから、過度の競争になっていたのは想像に難くまりません。
高橋さんは、勤勉で真面目で優秀な人だったからこそ、その過当競争から出られなくなってしまったのでしょう。
電通といえば、今年度も人気企業のTOP10 に位置する企業。彼女も仕事現場の長時間労働に困惑しながらも、電通がこういう形で取り上げられる事は望んでいなかったはずです。
「障子を開けよ。外は広い」はトヨタ創始者豊田佐吉氏の含蓄のある言葉。
会社側が過当競争が過度に進まないような配慮をするのは当然のことです。他方で、学校教育が優秀な人材の視野をさらに拡げて、レッドオーシャン的な競争からは一目散で逃げ出し価値を生み出す方に向かうのが美しいと教える教育を施して、日本企業に勤める人のメンタルを変えてゆく努力が必要なのでしょう。
そうなれば、長時間勤務企業に優秀な人材が集まらなくなるはずです。
注目のコメント
私たち一人一人が何を教訓として学ぶかを考えるかでしょう。
一つは、過労により精神を病んでいるときは、正常な判断力が失われるという事実を皆がしっかり認識すること。
自分は普通だ、今頑張れば何とかなると思い込みながら、実際は精神状態が健全ではなく無自覚に軽度の鬱状態になっている人は、おそらく日本にかなり多い。もしかしたらこの事件に関する記事を他人事として読みながらも、自身の精神面が既に健全ではない人も結構な数いるかもしれない。
朝起きたら突然身体が起き上がらなくなったとか、仕事中に突然涙が止まらなくなったなんていう症状が出るときは、既にかなり精神状態が悪化しているので、そうなる前に適切な診療を受けるべきだというのは、万人の常識にしたい。
もう一つに、社会人は、家族であれ友人であれ、仕事関係以外の人との繋がりを絶たないように注意することだ。
勤める会社の非常識さや、精神面の不調を指摘してくれる人間を意識的に身近につくってほしい。簡単なことではないかもしれないが、そうすることで救われることはきっとある。
最後に、代わりのきかない仕事なんて存在しないのだから、努力でどうにもならないのなら全力で逃げてもいいという考えを持つこと。
もっとも、上記のように既に正常な判断力を失っていたらそう考えるのはとても難しいだろう。だから、平時から「どうにもならなくなったら逃げればいい」と自分に言い聞かせておく必要がある。
あるいは「いや、自分の仕事は本当に自分が抜けたら成り立たないんだ」と反論する人もいるかもしれないが、そんなことは絶対にない。命よりも優先してやるべき仕事なんてない。その人が抜けた穴は他の人が何とか埋めるだろう。もしかしたらその人が死にそうになるかもしれないが、少なくとも逃げた人は死なないし、その人に代わった誰かもまた死ぬ前に逃げればいいのだから。気になったので調べてみたら自殺者は平成15年の約3.5万人をピークに減り、平成27年は約2.4万人とのことです。そのうち勤務問題による自殺者は2159人で85%以上が男性です。
本当に過労自殺や職場のパワハラ問題を解決するならこの2159人の従事していた業界を洗い出し、調査したほうが良いのではないでしょうか。
少なくとも電通を叩くのであればテレビ局やその先の番組制作会社もブラックなのでもっと調査したほうが良いと思いますが。今日はクリスマス。娘たちはサンタのプレゼントを見つけだして、朝から大喜び
そんな娘たちが20年後に働き始めて、このような痛ましいことになる可能性があるのだとおもうと、憤りにも似た感情が少なからず込み上げてきます
電通はどうかじゃなくて、こどもたちがこれから飛び込んでいく社会を、今よりも幸福に生き続けられる社会に、我々の世代が変えていかなければならない。そんな、小さな使命感を集めてよりよい社会にしていきましょう