将棋の最年少藤井が白星デビュー 現役最年長の加藤九段破る
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今、棋士とコンピュータをテーマとして、色々な棋士にインタビューをした「不屈の棋士」(大川慎太郎著、下記にAmazonリンク)を読んでいる。印象的なのが、コンピュータをどう使うかだけでなく、どう捉えるかも、年代によって異なりそうなこと。藤井四段は将棋ソフトなど、活用されているのだろうか?
なお、AIや、専門職が仕事を奪われるのかなどに興味がある方は、是非読んでいただきたい本。究極の専門職とも言える棋士から見た時の世界が描かれている。特に10年前は現状のような状況は想像されていなかった中で、そこへの戸惑いも描かれている。また、そもそも機械ではなく人間が仕事をする意味は何なのか(例えば計算なら当たり前だが機械の方が早く、別にそれにたいして何かの感情を抱く人間も少ないのではないかと思う)、個人個人の「カラー」(将棋であれば棋風)とは何か、色々考えさせられる。
なお、何回かコメントしているが、自分はAIが人間を代替するといったことは思っていない。チェスは10年以上前に世界レベルとなっていて、将棋はもっと最近。やっている人に知性の差があるかというとないと思っており、ゲームの複雑さ(将棋は駒を再度用いることが出来る)の違い。そして、リアルの世界はゲームのようにルールが明白でなく自由度が遥かに高い。それをできるとは思っておらず、いかに活用するか・できるようになるかというものだと思っている。これまでの人間の進化の歴史の中で出てきた道具の、また新しいものの一つ。
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注目のコメント
加藤一二三さんはこれまで、最年少で四段となった記録を持っていたのですが、藤井聡太さんにその記録を破られました。
その藤井さんのプロデビュー戦が加藤さんというのは、これはかなり粋な計らいですね。史上最年少のデビュー戦で、これだけ報道陣が詰めかけ、ニコニコ生放送で中継され、かつて『神武以来の天才』と呼ばれた現役最年長の大棋士を相手に、最後は1分で27手詰めを読み切る、立派な指し回しでした。
正直、勝敗に関しては順当だと思いますが、これだけ異例の注目を浴びた状況の中で、初めて持ち時間の長い公式戦を指して、この堂々ぶりは大器を感じさせますね。次代のスーパースターになれるかどうか。楽しみです。棋譜見ました。新しい戦法ではなく伝統的な相矢倉。ここ一番というときに相矢倉は指されるようです。加藤一二三九段の攻めから切れたところから藤井四段の反撃で勝ち。
羽生さんのような天才の予感がしますね。