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コメント
注目のコメント
1つ2つ何か強くでも全然だめで、あれもこれもないと競争優位性がぜんぜん出てこない。「通信大手が数千億円で映画会社買収」とか、「ネット系がテレビ局買収」とか米国企業の話をされても、あまりピンとこないと思いますが、ここに日本のプレーヤー名、例えばNTTドコモと東映とか、楽天とフジテレビとかを入れていくと、センセーショナル感と再編のインパクトが大きいことが想像できるかもしれません。この数年は、エンタテインメント業界の欧米と日本とのプレーヤーは違うし、ヒットの傾向もばらばら、ビジネスの仕方の差が大きく、その距離は離れていってしまっているため、日本からの海外展開はより難しくなっている。欧米を見るも良し、日本やアジアだけを見るも良しではあるが、戦略と経営リソースをどう配分していくかグローバル化を目指すなら厳しい競争環境になる難しい時代。日本においてであっても、欧米の市場にある根源的な変化の特徴はクロスオーバーしてくるところもあり、参考になる側面もあると思います。
国内外の最先端のコンテンツビジネスの動向に詳しい、鳩山さんに最先端のコンテンツビジネスをテーマにご寄稿いただきました。鳩山さん、ありがとうございます。
日本は、やっぱりなんだかんだ海外(特にアメリカ)の後追いをすることが多いと思うので、いずれ日本のビジネススクールもメディア・コンテンツ系の授業が人気が出てきて、また今年大当てした東宝のような力のある映画会社は、ブロックバスター戦略を作品によっては明確にとってくるような気がしています。
インフルエンサーマーケティングについては、先日鳩山さんとお話させていただいた際に
鳩山「ハデイット姉妹って知ってる?」
上田「知りません」
鳩山「いま、アメリカで最もソーシャル上で影響力のある姉妹だよ、押さえておいた方がいいよ」
と言われ、確かに調べてみたら本当にそうであったので、そんな意も込めてカバー画像にしてみました。
参考
2016年最もinstagramのフォロワーを増やした海外女性モデル Top10
https://newspicks.com/news/1959542中国の躍進は2017年も進みそうですね。特にハリウッド系のコンテンツをお金の力で積極的に買い取っている辺りは、主戦場が大きく変化する可能性は大いにあります。
インフルエンサーマーケティングに関しては、一部飽和状態に陥っている状態で、いわゆるコンテンツの氾濫が大きな問題になっています。インフルエンサーの間でもフォロワーとのエンゲージメント(どれだけフォロワーと関係性を作っているのか)によって売り上げが大きく変化し、トップフォロワーの間でも移り変わりが激しいジャンルです。
加えて、Youtubeコンテンツが持つ影響力も以前のプロモーションチャネルから、マーケティングチャネルへの変化しつつあります。わかりやすい傾向として、83%のアメリカの主婦層が物を購入する前段階で、Youtubeでコンテンツを確認してから物を購入するというデータもGoogleの調べでは発表されています。
How Moms Use YouTube Videos: New Trends and Insights
https://www.thinkwithgoogle.com/articles/how-moms-use-youtube-videos-new-trends-and-insights.html?utm_source=Twitter&utm_medium=social&utm_campaign=Think
ここから言えることは、ターゲットを絞って、彼らが抱えている問題解決方法としてコンテンツを作成し、そのターゲット層を抱えているインフルエンサーに拡散してもらうかという戦略的なプロモーションが必要とされる時期に、2017年は大きく舵を切る事になると思います。