業界初 全室扉付き完全個室型の夜行高速バス、デビュー 関東バス
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「横になれなければ」眠れない多くの人の需要を掘り起こすには、東京大阪のグリーン代金と大差ない値段設定ではイマイチ魅力を感じませんね。
日本の法律(道路運送車両法)では、本格的な寝台を持つバスを認めておらず、あくまで座席は斜めにしか倒れない。
人間を寝台やストレッチャーに横たわらせて運べるのは救急車と病人輸送専用車、そして霊柩車だけとなっている(キャンピングカーなどのベッドは走行中に使用できません)のですが、安全面を高めて横転事故を防ぐ仕組みさえできれば、選択肢の幅も広がるんでしょうけれどね。個人的にはすごいアリだと思う。時刻表は東京・大阪それぞれ23時前に発車、7時前後に到着。ベッドじゃなくても寝られる人にとっては、夜まで働いて新幹線にのってホテルに入ってよく朝早く起きるより、これのほうが実質稼働時間が上がる。それに移動費+宿泊費と考えればそこまで割高でもない。
ビジネスとしても悪くないと思う。上記のようにメリットを感じる層だけでなく、趣味で乗ってみたいと思う人であれば別に払える金額。11席だけで損益分岐点稼動がどれくらいか分からないが、稼動商売と考えれば勝算は立てやすいし、ダメでもバス2台分程度の設備だから損失も限定的。このようなバスがない稀少性があるので、値付けも自分たちでコントロールできる。そもそもこれだけでプロモーション効果ある。写真を見る限り、シートは中国バスの「ドリームスリーパー」のゼログラビティシートと同じように見えます。シート自体の座り心地は良いでしょうし、完全個室型でプライバシーが保たれる付加価値は夜行便では大きいです。
ただし、バスは振動やエンジン音がある程度あり、それらが居住性にどう影響するかは、乗ってみないと何とも言えません。価格設定も割高感がありますね。私みたいなのは一度乗ってみたいと思いますが、ヒットするかは蓋を開けてみないとわかりません。