【一風堂】全自動営業も検討、目指すは「外食とITの融合」

2016/12/30
グーグルで人材育成と組織開発を担当し、現在は組織開発コンサル会社を経営するピョートル・グジバチ氏。今、勢いのある日本企業のトップや戦略リーダーと対談することで、グーグル流の圧倒的な成果をあげる人材・組織戦略を伝授していく。 
第1回:一風堂が海外展開で成功した理由。キーワードは「舞台」
第2回:“逆輸入”で進むラーメンのグローバル化

全自動で営業する店舗

ピョートル 一風堂はグローバル化とともに、テクノロジーとの融合にも力を入れています。2つの関係について教えてください。
清宮 海外進出直後から常に考えていたことですが、世界に出ていくとなれば、ITインフラの活用は避けて通れません。今後も、一風堂のブランド価値を上げるためにも、ロボットなどの活用は重要検討課題のひとつです。
単純にレジのPOSシステムを改良するということにとどまらず、オペレーションにどれだけITを導入できるか取り組んでいきたいですね。極端なことを言えば、一風堂らしさを残しながらも、スタッフはゼロという店舗を一度やってみたいなと。
ピョートル なるほど。全自動で営業している店舗があれば面白いですよね。