”スマホ家庭教師”は教育の地域格差を解決する-注目のベンチャー特集「マナボ」
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現場で集団授業の講師をやっている身としてヒシヒシと感じることがある。
「本当に生徒のためを考えるなら、教壇から「全体に向けて」語るのではなく、教壇から離れ、個別に、そして具体的に(彼彼女の名を随所で呼んで、聞き手に回り、対話をして、ソリューションを提供したりという)対応をしなければならないな…」
と。
つまり、教壇から偉そうに最もらしいこと(言い換えると「正しいこと」)を述べても、個別具体的に、一人一人の心は動かすことは、まずできないな、と。
「先生」と呼ばれる仕事をしてる人ほど、「生徒」と呼ばれる立場の人たちと同じ立場、同じ目線に立っていかないとな、と、常々思います。教育機会の格差は、主に「所得」と「地域」の2点から生じています。もちろん、「所得」+「地域」の双方というケースもあります。「所得」は行政やNPOなどによる現金給付・バウチャー、無料塾などによってフォローされており、「地域」はITを活用した民間のEdTechによってフォローされています。日本の場合、学校外の教育機会・資源を得られるかどうかが教育格差の解決のキーとなっています。急増しているEdTechですが、メインの学習コンテンツ提供のサービスはすでに多く出ており、今後、他にどのような種類のサービスが生まれてくるかとても楽しみです。
マナボだけで十分ではなく、あくまでメインの教育は学校であり、塾であり、サブに通信教育や家庭教師があり、さらにサブにマナボが、セーフティネットになるのが理想系なんです。そこになれれば、たとえサプリでさえ競合にはなり得ません。